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日本百貨店協会、上半期(1〜6月)と6月の全国百貨店売上高概況を発表
平成25年6月全国百貨店売上高概況
I.概況
1. 売上高総額 5,167億円余
2. 前年同月比 7.2%(店舗数調整後/2か月連続プラス)
3. 調査対象百貨店 85社243店(平成25年5月対比±0店)
4. 総店舗面積 6,177,566m2(前年同月比:−1.8%)
5. 総従業員数 82,464人(前年同月比:−3.6%)
6. 3か月移動平均値 11−1月 0.2%、12−2月 −0.4%、1−3月 1.5%、2−4月 1.3%、3−5月 2.1%、4−6月 3.1%
[参考]平成24年6月の売上高増減率は−1.2%(店舗数調整後)
【6月売上の特徴】
2か月連続プラスとなり、増加率も7.2%と昨年3月(+14.1%)以来の高い伸びを示した。
今年6月は、全国的に気温が高く好天に恵まれたことや、多くの店で前年7月スタートだった夏のセールを6月末に前倒ししたこと、更には休日が前年同月比1日増であったことなどのプラス要素が重なり、主力の夏物ファッション商材が二桁増(衣料品:+10.5%)となるなど好調に推移した。また、宝飾品・高級時計(美・宝・貴:+16.3%)やラグジュアリーブランド(身のまわり品:+14.0%)など高額品が引き続き活況を示したほか、中元商戦の早期受注が堅調(その他食料品:+1.6%)であったことも、売上の増加傾向に弾みを付ける要因となった。
その他当月の特徴的な動向としては、商品別売上高において主要5品目(衣料品、身のまわり品、雑貨、家庭用品、食料品)が2か月連続で前年をクリアしたこと、地区別売上高も広島を除く全地区で前年をクリアしたこと、年初から拡大基調が続く訪日外国人は、円安や東南アジアの急伸を背景に売上・客数共倍増(売上:+105.9%/客数:+100.0%)したこと、などが報告されている。
なお、今年1月〜6月の半期累計売上高は3兆20億円余(店舗数調整後増減率+2.3%)となった。
【要因】
(1)天候:気象庁発表「6月の天候」の特徴は以下のとおり(一部抜粋)
◇月の中旬までは暖かい高気圧に覆われ、南からの暖気の影響も受けたため、全国的に気温は高かった。また、月前半は、ほぼ全国的に降水量が平年を下回った。月後半は、梅雨前線が活発化し東日本以西で降水量が多かった。
(2)営業日数増減29.9日(前年同月比±0.0日)
(3)土・日・祝日の合計10日(〃+1日/日曜・1日増)
(4)入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比/有効回答数134店舗)
[1]増加した:65店、[2]変化なし:36店、[3]減少した:33店
(5)6月歳時記(中元、父の日)の売上(同上/有効回答数127店舗)
[1]増加した:38店、[2]変化なし:62店、[3]減少した:27店
<全国百貨店 売上高速報 2013年06月>
※添付の関連資料「平成25年6月全国百貨店売上高概況」を参照
II.地区別の動き
1. 10都市売上動向9.3%(6か月連続プラス)
2. 10都市以外の地区売上動向3.2%(店舗数調整後/3か月ぶりプラス)
【地区別売上前年比の寄与度とトレンド】
※添付の関連資料「平成25年6月全国百貨店売上高概況」を参照
III.商品別の動き
主要5品目では、身のまわり品と雑貨が8か月連続、衣料品、家庭用品、食料品が2か月連続のプラスと2か月連続で全品目がプラスとなった。また、美術・宝飾・貴金属が10か月連続、菓子が6か月連続、家具が5か月連続、化粧品が4か月連続、紳士服・洋品、婦人服・洋品、惣菜が2か月連続のプラス、家電が2か月ぶり、子供服・洋品、その他雑貨が3か月ぶり、その他食料品が5か月ぶり、その他衣料品、その他家庭用品が7か月ぶりのプラスとなった。
【商品別売上前年比の寄与度とトレンド】
※添付の関連資料「平成25年6月全国百貨店売上高概況」を参照
※以下の資料は添付の関連資料を参照
・第3表 地区別商品別売上高
・第4表 地区別商品別売上高(対前年増減(−)率)
・第5表 従業員数および売場面積等