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三井住友海上と日本貿易保険、MSIGシンガポール社の貿易保険引受で業務提携
日系損保で初 独立行政法人 日本貿易保険と業務提携
三井住友海上火災保険株式会社(社長 柄澤康喜)は、独立行政法人 日本貿易保険(理事長 鈴木隆史氏 以下「NEXI」)と、当社シンガポール現地法人(MSIGシンガポール社)における貿易保険の引受に関する業務提携契約を日系損保としては初めて2010年12月に締結しました。
本提携により、NEXIが現在引き受けることができない海外契約を、当社の現地法人が引き受けることで、シンガポールの日系企業の貿易保険ニーズに応えることが可能となります。
今後は、アジアなどにおける日系企業の貿易の活性化に貢献できるよう本保険の活用を積極的に提案して参ります。
1.業務提携の概要
シンガポールでの日系企業の輸出促進による経済活動の向上に寄与することを目的に、NEXIが国内企業に提供している貿易保険と同様の商品を開発。当社のシンガポール現地法人が保険引受し、NEXIに出再保険する。
【概要図】
※ 関連資料参照
2.補足説明
(1)提携対象商品
輸出振興を目的にNEXIが展開する貿易保険のうち「貿易一般保険(個別保険・2年未満)」を提携対象とします。これは、非常リスク(政治的危険や天災などの、輸出契約当事者の責任によらない不可抗力リスク)を主な対象リスクとし、「信用リスク」(取引先の倒産など、取引先の責任に帰せられるリスク)をオプションセットとして引き受ける商品です。また、個々の輸出契約ごとに個別に保険契約を締結します。
(2)貿易保険と輸出取引信用保険
民間損保で販売している「輸出取引信用保険」は一般的に信用リスクを主な対象リスクとしている点において、貿易保険と性質を異にします。
以上