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不動産経済研究所、2013年上半期(1〜6月)の首都圏のマンション市場動向を発表
《首都圏マンション市場動向》
−2013年上半期(1〜6月)−
◎供給は17.1%増の2万4,299戸。都区部・埼玉県・千葉県が増加に。
◎価格は4.8%ダウンの4,736万円。契約率は1.2ポイントアップの78.8%。
(1)2013年1〜6月の供給は2万4,299戸、前年同期(2万746戸)比17.1%の増加。(過去最多は’00年の4万6,816戸)。
(2)東京都区部24.1%増、都下16.4%減、神奈川県0.6%減、埼玉県37.7%増、千葉県60.1%増。
(3)初月契約率の平均は78.8%、前年同期(77.6%)比較1.2ポイントのアップ。上期としては4期連続の70%台。
(4)1戸当たりの4,736万円、1m2当たり単価は67.2万円。
前年同期比で戸当り価格219万円(4.8%)のアップ、m2単価は2.9万円(4.5%)のアップ。
◎マンション2013年上半期の特徴
(1)マンション市況は需給ともに好調に転換。上期の増加実数は3,553戸。都区部が2,114戸増の1万898戸。
(2)初月契約率の平均は1.2ポイントアップの78.8%。4期連続の70%台埼玉県以外は全て80%台に。
累積契約率は1.3ポイントアップの87.7%。
(3)戸当たり価格=4,736万円、m2単価=67.2万円。ともにアップ。上期としては3期ぶりに価格・単価共にアップ。
(4)供給戸数は都区部、埼玉県、千葉県で大幅に増加。東京都(1万3,195戸)のシェアは54.3%。
(5)2013年6月末時点の在庫は4,221戸。2012年6月末時点(4,996戸)比で775戸の減少。
◎物件価格、住宅ローン金利の上昇懸念受け、供給戸数は上振れの可能性も。
(1)下半期(7〜12月)供給見込みは2万6,000戸弱。年間で5.0万戸の見込み。
★首都圏のマンション市場動向<2013年上半期(1〜6月)の概要>
1.首都圏における2013年上半期(1〜6月)の新規供給戸数は2万4,299戸である。対前年同期(2万746戸)比17.1%(3,553戸)の増加である。
2.首都圏の地区別供給戸数は東京都区部1万898戸(シェア44.8%)、東京都下2,297戸(9.5%)、神奈川県5,072戸(20.9%)、埼玉県3,351戸
(13.8%)、千葉県2,681戸(11.0%)である。東京都全域では1万3,195戸でシェアは54.3%(前年同期は1万1,533戸、シェア55.6%)。
3.前年同期実績に対する地域別増減戸数および増減率は、東京都区部2,114戸(24.1%)増、都下452戸(16.4%)減、神奈川県33戸(0.6%)減、
埼玉県918戸(37.7%)増、千葉県1,006戸(60.1%)増。
4.上半期の1戸当たりの平均価格、m2単価は4,736万円、67.2万円である。
前年同期は4,517、64.3万円であったので、前年同期比総額で219万円(4.8%)、単価で2.9万円(4.5%)、それぞれ上昇している。
5.上半期の地域別平均価格、m2単価(各増減率)は以下のとおり。
東京都区部5,637万円(7.3%増)、85.0万円(7.1%増)、都下4,176万円(0.4%増)、57.0万円(2.2%増)、神奈川県4193万円(4.8%増)、57.8
万円(3.2%増)、埼玉県3,802万円(2.9%減)、52.0万円(2.8%減)、千葉県3,753万円」(1.9%増)、48.0万円(0.2%増)。
埼玉県以外は全て平均価格・m2単価共に前年同期比で上昇となっている。
6.上半期の初月契約率の平均は78.8%で、前年同期の77.6%に比べて1.2ポイントアップしている。上半期としては4期連族の70%台。
(累積契約率は87.7%で1.3ポイントアップである。)
7.上半期の総契約戸数(2012年末の継続販売戸数を含む)は2万5,425戸で、前年同期の2万1,916戸を3,509戸(16.0%)上回っている。
8.上半期の即日完売戸数は2,232戸(発売戸数の9.2%)、フラット35登録物件は2万2,302戸(同91.8%)であった。
9.なお、下半期7〜12月)の発売戸数は2万5,701戸の見込みである。年間供給の見込み5.0万戸(2012年実績4万5,602戸)。
※以下の資料は添付の関連資料を参照
◎地区別マンション供給戸数
◎売れ残り戸数(2013年6月末現在)
◎マンション価格の動向
◎今後の発売予定(地区別、12年7〜12月)
◎新規マンション月間契約率の動向
◎今後の発売予定(月別、13年7〜12月)