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IDC Japan、国内セキュアコンテンツ/脅威管理市場規模と2017年までの予測を発表

2013-07-19

国内セキュアコンテンツ/脅威管理市場予測を発表


 ・2012年のセキュアコンテンツ/脅威管理製品市場は1,402億円、前年比成長率4.6%。2012年〜2017年の年間平均成長率は3.6%で、2017年には1,671億円と予測

 ・コンシューマー向けエンドポイントセキュリティ市場は、2012年の市場規模が前年比3.7%増の443億円。2012年〜2017年の年間平均成長率は3.1%で、2017年には517億円と予測

 ・企業向けエンドポイントセキュリティ市場は、2012年の市場規模が前年比9.5%増の333億円。2012年〜2017年の年間平均成長率は4.4%で、2017年には413億円と予測

 ・2012年のネットワークセキュリティ市場は、前年比成長率13.7%と、セキュアコンテンツ/脅威管理製品市場で最も高く、市場規模は272億円。2012年〜2017年の年間平均成長率は4.9%で、2017年には346億と予測


 IT専門調査会社 IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、ソフトウェアとアプライアンス製品を含めた2012年の国内セキュアコンテンツ/脅威管理市場規模実績と2017年までの予測を発表しました。これによると、2012年の国内セキュアコンテンツ/脅威管理製品市場の市場規模は1,402億円で前年比成長率4.6%でした。

 2012年の国内セキュアコンテンツ/脅威管理市場は、国内経済の先行きが不透明なことからIT支出の抑制傾向が続く中、標的型攻撃や情報漏洩などの事件が相次いで発生したことや、スマートフォンなどモバイルデバイス向けのマルウェアが急増したことで、需要が高まりました。市場全体の7割超を占めるソフトウェアが、標的型攻撃やモバイルデバイスのマルウェアへの対策ニーズによって、2013年以降もエンドポイントセキュリティを中心に需要が高く、市場拡大をけん引するとみています。同市場の2012年〜2017年における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は3.6%で、市場規模は2012年の1,402億円から2017年には1,671億円に拡大すると予測しています。

 2012年の国内エンドポイントセキュリティ市場は、コンシューマー市場が443億円で前年比成長率3.7%、企業向け市場が333億円で前年比成長率9.5%でした。コンシューマー市場は、モバイルデバイスへのマルウェア対策製品の導入が広がり、市場をけん引しています。企業向け市場は、未知のマルウェアの増加によって、多層的な検出技術を搭載した製品へのリプレイス需要が高まるとみています。またWindows XPのサポートが2014年4月に終了するため、Windows XPからのマイグレーションによって需要が拡大すると予測しています。国内エンドポイントセキュリティソフトウェア市場の2012年〜2017年のCAGRは、コンシューマー市場が3.1%、企業向け市場が4.4%で、2017年の市場規模はコンシューマー市場で517億円、企業向け市場で413億円と予測しています。

 2012年の国内セキュアコンテンツ/脅威管理市場においてネットワークセキュリティ市場が前年比成長率13.7%と最も高く、市場規模は272億円でした。ネットワークセキュリティ市場は、モバイルデバイスの普及によって、リモートアクセスネットワークのセキュリティ基盤としての需要が拡大しています。また標的型攻撃への対策として、不正侵入防御製品へのニーズも高いです。同市場の2012年〜2017年のCAGRは4.9%で、2017年の市場規模は346億円と予測しています。

 巧妙化、悪質化する標的型攻撃によって、既知のマルウェアばかりでなく、未知のマルウェアへの脅威も増しています。ユーザー企業は、セキュリティパッチの適用やシグネチャファイルの更新などの管理の徹底が求められ、運用管理負担が増しています。また、大震災以降、事業継続性の観点から自社所有のリスクが見直され、クラウドサービスの利用がセキュリティ対策の分野でも広がっています。しかしながらクラウドサービスは成長段階で、参入しているベンダーも限定されており、ソリューションもオンプレミス向けに比べ少ないのが現状です。「セキュリティベンダーは、中堅中小企業から大企業までカバーできるように、クラウドサービスメニューの拡充化を図るべきである」とIDC Japan ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャーの登坂 恒夫は述べています。

 今回の発表はIDCが発行したレポート「国内セキュアコンテンツ/脅威管理製品市場2012年の分析と2013年〜2017年の予測:エンドポイント、Web、メッセージング、ネットワーク」(J13210106)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内セキュアコンテンツ/脅威管理製品市場に含まれる、セキュリティソフトウェア、セキュリティアプライアンスをエンドポイントポイントセキュリティ、メッセージングセキュリティ、Webセキュリティおよびネットワークセキュリティの4つの機能別市場に分類し、各市場についての2012年の分析と2013年〜2017年の予測を提供しています。

【レポートの詳細についてはIDC Japanへお問い合わせください】


<参考資料>
 国内セキュアコンテンツ/脅威管理製品市場 機能別売上予測:2012年〜2017年

 ※参考資料は添付の関連資料を参照


「DC社 概要」
 International Data Corporation(IDC)は、ITおよび通信分野に関する調査・分析、アドバイザリーサービス、イベントを提供するグローバル企業です。49年にわたり、IDCは、世界中の企業経営者、IT専門家、機関投資家に、テクノロジー導入や経営戦略策定などの意思決定を行う上で不可欠な、客観的な情報やコンサルティングを提供してきました。

 現在、110か国以上を対象として、1,000人を超えるアナリストが、世界規模、地域別、国別での市場動向の調査・分析および市場予測を行っています。

 IDCは世界をリードするテクノロジーメディア(出版)、調査会社、イベントを擁するIDG(インターナショナル・データ・グループ)の系列会社です。

 *記載されている全ての会社名、製品名は各社の商標、または登録商標です。


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