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日立、高速データ処理が可能なユニファイドストレージ向けフラッシュモジュールを提供開始

2013-07-18

ユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」向けフラッシュモジュールを製品化し、オールフラッシュ構成が可能な新モデルを提供開始

 ※製品画像は添付の関連資料を参照

 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、ミッドレンジクラスのユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」(以下、「HUS VM」)向けに、高速なデータ処理を可能にする、日立独自のフラッシュモジュール「Hitachi Accelerated Flash(以下、「HAF」)」を製品化し、グローバルに本日から提供開始します。同時に、ストレージデバイスとして「HAF」を搭載するオールフラッシュ構成が可能で、大容量データの高速処理を低コストで実現するオールフラッシュモデル「Hitachi Unified Storage VM all flash」(以下、「HUS VM all flash」)を提供開始します。

 近年、クラウドコンピューティングの拡大や、多機能情報端末の急速な普及、センサー技術の進展などを背景として、企業や社会活動で発生するデータが増加しており、グローバルでの事業拡大や、新事業の創出、より豊かでスマートな社会の実現に向けて、ビッグデータの利活用に対する期待が高まっています。そのような中で、大容量化および多様化するデータの高速処理と効率的な管理を実現し、迅速なデータ活用を可能にするストレージが求められています。

 日立は、このような背景のもと、さまざまな種類の大量データをまとめて格納し、迅速な利活用を可能とするユニファイドストレージ(*1)「HUS VM」において、HDD(Hard Disk Drive)と比べてデータの読み書きが高速なフラッシュ媒体を活用し、高速なデータ処理を実現する新製品を提供開始します。具体的には、「HUS VM」向けに日立独自のフラッシュモジュール「HAF」を製品化するとともに、ストレージデバイスとして「HAF」を搭載するオールフラッシュ構成が可能な新モデル「HUS VM all flash」を販売開始します。

 *1:オプションのファイルモジュールを購入することで、ブロックデータとファイルデータの一元管理を実現。 

 日立は、2012年に、エンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform(以下、「VSP」)」向けに、フラッシュ媒体の性能を最大限に引き出すデータ処理高速化ソフトウェアである「Flash acceleration」、さらには「HAF」を提供開始しており、データ処理性能に優れたストレージをグローバルに提供しています。今後も、フラッシュ媒体を活用したストレージソリューションの開発、展開を強化していくことで、企業などの迅速なデータ活用を支援し、新たな価値創出を支援します。


■「Hitachi Accelerated Flash」の特長
独自のフラッシュメモリコントローラの搭載で大容量化と導入コスト削減を実現
 日立独自のフラッシュメモリコントローラの搭載により、一般的なフラッシュ媒体の2倍となる1.6TBの大容量を実現(*2)しており、容量あたりの導入コストを大幅に削減します。さらに、「HUS VM」では最大96台の「HAF」を搭載でき、容量を153.6TBまで拡張可能です。

 *2:「HUS VM」でサポートしている800GB SSDとの比較。


■「Hitachi Unified Storage VM all flash」の特長
1.「HAF」と「Flash acceleration」の組み合わせで、高速なデータ処理を実現
 「HAF」5台と、「Flash acceleration」を標準搭載しており、従来機種と比較して約2倍のデータ読み込み速度を実現(*3)し、安定して高い処理性能を実現します。

 *3:「HUS VM」でサポートしている800GB SSDで同等の構成を構築した場合との比較。

2.ストレージ容量の効率的な利用を実現し、導入コストを削減
 「HAF」5台を搭載したオールフラッシュ構成を基本に、取り扱うデータの種類や容量などに応じて、「HAF」の追加搭載や、バックアップデータ向けなどにHDDを混在させるなど、最適なストレージデバイスの構成で提供可能です。
 容量あたりの導入コストに優れた「HAF」の搭載などにより、一般的なフラッシュ媒体を利用する場合と比較して導入コストを約30%削減(*3)します。
 また、ストレージデバイス仮想化機能「Hitachi Universal Volume Manager(*4)」、ボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning(*5)」など、最新の仮想化機能を標準搭載しており、導入や運用管理にかかるコストを削減します。

 *4:Hitachi Universal Volume Manager:機種の異なる複数のストレージ装置をあたかも1台のストレージ装置のように一元的に管理できる仮想化機能で、複数のストレージ装置にまたがるデータ容量の管理、配分などが可能。
 *5:Hitachi Dynamic Provisioning:ストレージの実装容量に依存せずにサイズの大きな仮想容量を定義できる機能。

3.「HAF」の定期データチェック機能およびデータ回復機能と連携し、高い信頼性を実現
 「HAF」がもつ定期データチェック機能およびデータ回復機能に加えて、両機能で回復できないデータがあった場合にも、ストレージコントローラがデータチェック結果からデータ回復を実施し、高い信頼性を実現します。

■今回発表した製品の価格と出荷時期

 ※添付の関連資料「参考資料」を参照


■関連情報
 日立ストレージソリューションのホームページ
 http://www.hitachi.co.jp/products/it/storage-solutions/


■他社商標注記
 記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。


以上

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