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川崎重工、ロールス・ロイス社の最新鋭旅客機用エンジン開発・生産に参画

2013-07-17

ロールス・ロイス社の最新鋭旅客機用エンジン
「Trent1000-TEN」および「TrentXWB-97」の開発・生産に参画


 川崎重工は、ロールス・ロイス社(イギリス)と、最新鋭旅客機用エンジン「Trent1000-TEN」および「TrentXWB-97」の開発・生産に「リスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)※」方式で参画することで契約を締結しました。

 「Trent1000-TEN」は、ボーイング社(アメリカ)の最新鋭旅客機「787-8/9Dreamliner」に搭載されている「Trent1000」に新技術を盛り込んで燃費性能を向上し、推力を増強した派生型エンジンで、今後、「787-8/9Dreamliner」に順次搭載されます。また、現在開発中の新型旅客機「787-10Dreamliner」(「787-8/9Dreamliner」の長胴型)への搭載も決定しています。
 「TrentXWB-97」は、エアバス社(フランス)が開発中の最新鋭旅客機「A350-800/900」に搭載される「TrentXWB」の推力を増強した派生型エンジンで、エアバス社が計画している新型旅客機「A350-1000」(「A350-800/900」の長胴型)へ独占的に搭載されることが決定しています。

 当社は、今回の開発・生産プログラムで、既に開発・生産を進めている「Trent1000」および「TrentXWB」に引き続き、中圧圧縮機(IPC)モジュールの設計・製造・組立を担当します。IPCモジュールは、エンジンを構成する8個の主要モジュールの一つで、直径約1.5m×長さ約1.5m、部品数約4,000点で構成され、西神工場(神戸市)の最新鋭の加工設備と組立システムにより製造されます。

 当社とロールス・ロイス社は、1959年に航空機用エンジン「オリフュース」のオーバーホールに関する技術提携契約を締結して以来、防需航空機用エンジン、旅客機用エンジン、舶用ガスタービンエンジンなどの幅広い分野で緊密な協力関係を築いています。特に、旅客機用エンジンの分野では、同社の「RB211」(ボーイング747/767用)、「TRENT700」(エアバスA330用)の両プログラムにRRSP方式で参画以降、同社の全ての大型旅客機用エンジンプログラムに参画しています。

 今後とも当社は、エンジン開発技術力の高度化、生産基盤の強化を進めるとともに航空機用エンジンの開発・生産プログラムへ積極的に参画するなど、航空機用エンジン事業の発展に注力していきます。

※リスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP):
 エンジンや補用部品の販売・修理事業などのあらゆる収入をプログラムシェアに応じて配分を受ける権利が ある一方、開発・量産・販売に関する全ての費用とリスクをプログラムシェアに応じて負担する契約方式。


以上

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