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NHKとメディアキャスト、地上デジタルデータ放送用監視同録装置を共同開発

2013-07-12

NHKとメディアキャスト、データ放送用監視同録装置を共同開発
データ放送の伝送状態のリアルタイム監視と、情報の同録が可能
安全なデータ放送運用のために、最新の技術と環境を完備


 日本放送協会(以下NHK)福岡放送局と株式会社メディアキャスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役 杉本 孝浩)は、安全なデータ放送運用に不可欠である「地上デジタルデータ放送用監視同録装置」を共同開発し、NHK福岡放送局にて本格稼働開始したことを発表します。
 この装置は、データ放送送出装置から出力される信号(TS)を受け取り、必要な情報を表示してデータ放送の伝送状態をリアルタイムに監視可能にし、また、表示と同時に記録して放送後の障害原因究明などを可能にします。
 Webサーバ機能を搭載しているので、クライアント側ではWebブラウザを介して場所や端末を選ばずにイントラネット内で情報を閲覧可能で、専任の技術者でなくても利用できるため、NHKでは、今後は演出担当者なども利用できるよう社内の研修を進める予定です。
 また、固定受信機向けデータ放送だけでなく、ワンセグ用データ放送にも対応しており、今後、双方向番組におけるデータ放送コンテンツの制御やメッセージのデータ配信に利用されるイベントメッセージを監視する機能の追加なども計画中です。

<開発の背景>
 デジタル放送によるデータ放送の双方向機能などを用いた地域サービスへの期待が高まる一方で、コンテンツ制作の効率化や安定運用が重要になってきています。特にTS(トランスポートストリーム)レベルでのリアルタイム監視機能は必須であり、また放送後の障害原因究明のためには、コンテンツやデータ放送特有の情報を一定期間同録し、情報の閲覧やコンテンツの簡易試写できる必要があります。
 そこで、NHK福岡放送局では、データ放送の技術開発で豊富な実績があるメディアキャストとともに、データ放送の今後の新しい展開にも対応可能な装置を新たに共同開発しました。

<「地上デジタルデータ放送用監視同録装置」について>
 データ放送用監視同録装置は、最大4TSの入力が可能なASIボードを実装したラックマウントサーバと、データ放送監視同録ソフトウェアから構成されます。DGローカル送り、DG県域送り、DG域内送りの3TSを同時に入力して、データ放送監視同録ソフトウェアによって、カルーセルのリアルタイム監視と、カルーセルとモジュール情報の同録を行うことができます。
 固定受信機向けとワンセグ向けのデータ放送に対応するとともに、Webサーバ機能を搭載しているので、情報の閲覧にはユーザ側で特別なソフトウェアを必要とせず、イントラに接続する端末であればWebブラウザを介してどこからでもデータ放送の情報を閲覧できます。
 また、クライアント側でBCMLコンテンツの取得(ダウンロード)が可能で、メディアキャスト製BMLオーサリングツール「Foliage type A&C」と併用することで、画面プレビューやエラーチェック等が可能です。

 ・表示できる情報
 ■データES情報(コーナー、モジュール)のリアルタイム監視と表示
 ■コンテンツ情報(コーナー、モジュール)の変更履歴の表示
 ■過去24時間の各種ログを表示


 ※以下は添付の関連資料「参考画像1〜3」を参照

 ◆データ放送監視同録装置の概要
 ◆データ放送監視同録装置の画面
 ◆オーサリングツール「Foliage typeA」での簡易試写


 ※以下、「機能概要」などリリースの詳細は添付の関連資料を参照

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