JTB中部、夏旅（７月１５日〜８月３１日）の中部地区の旅行動向と販売状況を発表

２０１３年夏旅（７月１５日〜８月３１日）中部地区の旅行動向と販売状況

夏の旅行　国内旅行が牽引

〇国内旅行の旅行先は関東方面と近間エリアが人気
〇海外旅行はハワイ、グアムが人気


　JTB中部（本社：名古屋市中村区　社長：諸江　寿）は、中部８県のJTBグループ店舗の受注状況や国内旅行パッケージ商品「エースJTB」、海外旅行パッケージ商品「ルックJTB」の予約状況などをもとに、今年の夏旅の中部地区における販売状況をまとめました。


１．　夏休みの旅行の特徴
　東日本大震災の影響から回復を見せた昨年は、国内旅行、海外旅行ともに前年を上回る販売状況でしたが、今年は国内旅行が引き続き好調です。
　また国内旅行、海外旅行ともに比較的遠距離の旅行が人気であることも特徴です。
　２０１２年末より実施された経済政策の影響で円安が進んだことで、為替レートは主に現地での消費に影響を与え、旅行へ行くかどうかの意思決定への影響はないものの、昨年ほど海外旅行への追い風とはなっていないと考えられます。

　中部地区の７月１５日〜８月３１日の予約状況は、国内旅行は前年を上回り、海外旅行は前年を若干下回る数値で推移しています。


◆中部地区の月別予約状況（販売人数の前年同期比％）
　海外：６月２１日、国内：６月２２日現在

　海外（ルック）
　　７月：８８．２
　　８月：９０．６

　国内（エース）
　　７月：１１４．６
　　８月：１１２．０


２．海外旅行の動向
　昨年人気だった韓国の申込みは低調ですが、アジアの中でも比較的遠距離にあるタイ・シンガポールなどに人気が集まっています。

　主要方面の申込状況は、前年同期比でハワイが１２８．８％、ミクロネシアが１１０．６％と、リゾート方面が好調で、アジアではタイが１５６．９％、シンガポール１１２％とロング方面が好調です。

　人気方面ベスト３は１位ハワイ、２位グアム、３位韓国です（２０１２年は１位韓国、２位グアム、３位ハワイ）。
　ロング方面ではヨーロッパが前年同期比９７．８％と前年を下回っていますが、国別人気方面では１位イタリア、２位スイス、３位フランスです。

　出発日のピークは８月１５日となっています。


３．　国内旅行の動向
　例年に比べ申込みはやや早い傾向にあり、ロング方面では沖縄（７月１３６．０％、８月１１１．７％）中距離方面ではTDRを含む首都圏（７月１３９．２％、８月１２７．０％）、近間方面では伊勢志摩（７月１２１．１％、８月１１８．４％）が好調です。東京方面は、昨年からの東京スカイツリー人気に加え、３０周年を迎えたTDR方面の人気が高く、式年遷宮を迎えた伊勢志摩方面も前年を大きく上回る販売状況です。

　宿泊プランで需要が多い旅行先は伊勢志摩の他、伊豆（７月１１０．３％、８月１１４．８％）、飛騨・美濃（７月１０８．２％、８月１１１．９％）、北陸（７月１０２．９％、８月１２１．８％）とドライブ旅行として１泊２日圏内が好調です。

　ロング方面で需要が多い旅行先は沖縄の他、中国・四国（７月１２８．６％、８月１３３．２％）、東北（７月１０４．７％、８月１０９．４％）です。

　出発日のピークは８月１５日となっています。