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ANAと日本ユニシス、国内線旅客システムをオープンシステムに移行

2013-07-06

ANA、日本ユニシス
国内線旅客システムを世界で初めて「オープンシステム」にて刷新
−大手ネットワークキャリア初のオープンシステム化により、低コストで迅速な顧客サービスの投入が可能に−


 全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、社長:篠辺 修、以下 ANA)と日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:黒川 茂、以下 日本ユニシス)は、ANAの「予約〜発券〜搭乗」の国内線旅客サービスに対応する基幹系システムをオープンシステム(注1)に移行し、稼働開始しました。ANAの国内線旅客システムは、大手ネットワークキャリアとしては、世界初の「オープンシステム」です。

 現在、ANA以外の全世界の大手ネットワークキャリアは、汎用機上で予約システムを稼働しています。ANAと日本ユニシスは、ANAで34年間、汎用機上で稼働してきた国内線旅客システム「able−D(エーブルディ)」について、システム改修を続けたことに起因するシステム自体の硬直化、開発生産性の飛躍的向上が見込めなくなりつつあることなどが考えられました。

 ANAと日本ユニシスは、Unisys Corporation(本社:アメリカ合衆国ペンシルバニア州、社長:J.Edward Coleman、以下 米国ユニシス)が保有している、オープンシステム上で稼働する、最新エアライン・パッケージソフトウェア「AirCore(R)(エアコア:Airline Core Systems Solutions)」をベースに、再構築することとし、このたび、全面稼働しました。

 ANAは次世代国内旅客システムの基盤として「AirCore」を採用することで、予約システムを大手ネットワークキャリアとしては、世界初のオープンシステムで稼働しました。これにより、今後さらに低コストで迅速にシステム改修が、実施できるようになりました。

 日本ユニシスは、ANAと連携しANAの国内線旅客システムに対し、プラットフォーム、ソリューションの調達、およびSIサービス(注2)などの最新テクノロジーの投入を積極的に実施し、ANAの今後のシステム改修や強化を全面的にサポートしていきます。なお、今回のシステム移行は、緻密な実行計画と、安定した実行基盤により、4時間半にてシステムの切り替えを完了しております。今後は、この実行基盤を基にクラウド化などの商品化をすすめ、航空業界をはじめ金融、E−Commerce他のマーケットに対し展開、拡販していきます。


以上


 注1:オープンシステム
  特定のメーカーの製品のみで構成されたシステムでなく、様々なメーカーのOSやソフトウェア、ハードウェアなどを組み合わせて構築されたシステム。価格や性能を比べて、もっとも良い製品を組み合わせることができるメリットがある。

 注2:SI(system integration)サービス
  企業内情報システムの立案から導入・保守まで、単一の業者が一括してサービスを提供すること。独自のソフトウェアの開発を伴う場合もある。顧客が複数のメーカーと契約を結んで自力でシステムを構築するのは困難なため、複数のメーカーとの交渉や導入作業などを一手に統合するサービスの需要が高まり、システムインテグレーションが提供されるようになった。システムインテグレーションを提供する企業や技術者のことをシステムインテグレータという。


 *AirCoreは、Unisys Corporationの登録商標です。
 *その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。


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