Article Detail
矢野経済研究所、世界カーナビ・PND市場に関する調査結果を発表
世界カーナビ/PND市場に関する調査結果 2010
−成長続くカーナビ、減少に転じるPND 2011年から新型端末が登場−
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて世界市場におけるカーナビ/PND市場について調査を実施した。
1.調査期間:2010年9月〜12月
2.調査対象:国内外のカーナビメーカ、自動車メーカ、スマートフォンナビ関連企業等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談を中心に、電話、e−mail等によるヒアリング、各種文献調査を併用
<PND(Personal Navigation Device)とは>
画面寸法が4型以下の小型・低価格カーナビゲーションシステムのことをいう。地図データはフラッシュメモリ/カードに保存、取り付けはフロントガラスやダッシュボードに吸盤で留めるタイプのものをさす。
<SDカーナビとは>
記憶装置にSDメモリカードを利用した低価格なカーナビをさす。
【調査結果サマリー】
◆拡大が続く世界カーナビ市場、2015年には1,632万台と予測
世界のカーナビ市場規模は2010年980万台(メーカ出荷台数ベース)、その後2010〜2015年の年平均成長率が10.7%と今後も堅実に成長を続け、2015年には1,632万台に達すると予測する。この背景には、中国における低価格なSDカーナビ市場の急成長によるところが大きいことが挙げられる。
◆微減傾向に転じる世界PND市場
世界のPND市場規模は2010年3,850万台(メーカ出荷台数ベース)と予測する。2011年に市場投入が予定されているスマートフォンナビの車載利用の進展が見込まれることや、SDカーナビの低価格化によるPNDユーザのSDカーナビへ乗り換えが進むことなどにより、2010〜2015年は年平均成長率マイナス1.8%と微減傾向で推移し、2015年には3,510万台まで減少すると予測する。
◆2011年以降車載情報端末の多様化が本格化
2011年以降は従来型のカーナビやPNDに加え、クレイドルやDA(ディスプレイオーディオ)とシステム化されたスマートフォンナビや、電気自動車を中心に既にエネルギーマネジメント機能を備えた通信モジュール組込み型システムの標準搭載など、車載情報端末システムの多様化が本格化する。
◆資料体裁
資料名:「2011年度版 カーナビゲーション/車載用情報通信システム市場」
発刊日:2011年12月24日
体 裁:A4判299頁
定 価:173,250円(本体価格165,000円 消費税等8,250円)
◆株式会社 矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2−46−2 代表取締役社長:水越 孝
設立:1958年3月
年間レポート発刊:約250タイトル
URL:http://www.yano.co.jp/
※以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照