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日揮、カタールで大型ガス処理設備の建設プロジェクトを受注
カタールで大型ガス処理設備の建設プロジェクトを受注
日揮株式会社(代表取締役会長兼CEO 竹内敬介、横浜本社 横浜市西区みなとみらい2−3−1)は、カタール国営石油会社(Qatar Petroleum)、および米国エクソンモービル社(ExxonMobil)が共同で実施する大型天然ガス処理設備の建設工事を受注しましたのでお知らせします。詳細は以下の通りです。
1.顧客(プロジェクト管理主体):
カタール・ラスガス社(RasGas Company)
出資比率:カタール国営石油会社70%、エクソンモービル30%
2.建設地:カタール国 ラスラファン地区(Ras Laffan)
3.契約内容:天然ガス処理設備、NGL(*1)分離回収装置、硫黄回収装置などに係る設計、機材調達、建設工事
*1:NGL(Natural Gas Liquids):天然ガスに含まれるメタンよりも重質な炭化水素
4.契約形式:ランプサム一括契約
5.受注金額:数十億USドル規模
6.プロジェクト概要:
本プロジェクトはバルザン(Barzan)ガス開発プロジェクトと呼ばれ、カタール沖ノースフィールドガス田から産出される天然ガスを処理し、同国向けの発電用燃料、ならびに石油精製やガス化学の原料を生産するプロジェクトです。入札は海上設備と陸上設備に分割して実施され、当社はガス処理、NGL分離回収装置や硫黄回収設備などを含む陸上設備一式を受注しました。
本プロジェクトは当社が今迄に受注した天然ガス処理設備の中で最大規模の一つとなります。また、カタールでの受注は、同じくラスラファン地区で既に完工した大型ガス処理設備、および現在建設工事を遂行中のGTL(Gas to Liquids)プラントに続くものであり、当社の豊富な実績、技術力、ならびに大型プロジェクトの遂行能力が高い評価を得たものと理解しております。
中東地域では今後も引き続き石油・ガス、石油化学プロジェクトが計画されており、当社はこれらプロジェクトの受注に加え、インフラ設備への投資や保守・運転サービスも含めて、同地域の更なる産業発展および生活基盤の向上に貢献していく所存です。