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IDC Japan、2017年までの国内産業分野別法人タブレット市場予測を発表
国内産業分野別法人タブレット市場予測を発表
・2013年に出荷台数が最も多く期待できる産業分野は、サービス:24万7,500台、次いで流通/小売:19万6,500台、しかし2017年には教育が流通/小売りを抜き2位になると予測
・タブレットは、複数のユーザーが共有して使うB2Bが68.8%、社員一人ひとりに支給するB2Eが、27.4%、顧客に配るB2B2Cが3.7%。PCと異なる利用形態が7割を占める
・タブレットのOSで、Windows 8が重要との回答は19.7%、次いでiOS:16.3%、アンドロイド:13.8%、Windows 7:12.0%
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、2013年4月に実施したユーザー調査と実績調査をもとに国内タブレット法人市場について分析を行い、その結果について発表しました。本調査は、Webアンケートで回答を得た7,154社のタブレット端末の導入動向についてまとめ、さらに2013年〜2017年の産業分野別の予測を行っています。これによると、2013年、最も出荷台数が期待できる産業分野は、サービス24万7,500台、次いで流通/小売、19万6,500台になると予測しています。しかし2017年には教育が流通/小売りを抜き、2位になるとIDCでは予測しています。
またタブレットは、スマートフォンやポータブルPCと異なる利用形態があり、大きなビジネス機会があることがわかりました。スマートフォンやPCは、社員の一人ひとりに支給することが前提となりますが、タブレットは、それ以外にもカタログ、POS端末など幅広い用途に利用されることが期待できます。本調査ではタブレットの利用形態を3つに分けて分析を行っています。PCのように社員の一人ひとりに支給する利用形態(B2E:Business to Employee)は27.4%、企業がPOS端末など業務用で1台を複数のユーザーが活用する利用形態(B2B:Business to Business)は、68.8%、企業がその顧客または生徒に支給する利用形態(B2B2C:Business to Business to Consumer)の割合は3.7%でした。つまりタブレットは、PCやスマートフォンのように一人ひとりを対象にする以外の大きなビジネス機会があり、全体の約7割を占めていることがわかりました。
2012年10月末にWindows 8の発売が開始されました。このため今回は、タブレットのOSについても調査を行っています。タブレットのOSとしてWindows 8が重要という回答は19.7%、Windows 7 12.0%、iOS 16.3%、アンドロイドOS 13.8%、残り38.3%は、タブレットのOSに関して気にしていないという結果になりました。またWindowsのタブレットを導入している比率が高い産業分野は、官公庁、組立製造、教育などとなりました。
IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション グループマネジャーの片山 雅弘は「今回の調査から教育市場が、タブレットの導入に関しては非常に意欲が高く、導入に積極的であることが分かった。その背景には、文部科学省が2010年に実施した教育ニューディールがあると考えられる。この施策によって教員の意識改革が進んだためではないか。新たな施策が展開されれば、さらに需要が喚起される可能性があり、教育市場は目が離せない」と分析しています。
今回の発表はIDCが発行した「2013年 国内法人タブレット市場 利用実態調査:Windows 8タブレットを含めたビジネス機会と2013年〜2017年の予測」(J13531001)にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、2013年の企業におけるタブレット端末の利用実態を把握し、導入目的、選定理由、満足度および課題をまとめ、さらに2013年〜2017年の産業分野別予測を行っています。
【レポートの詳細についてはIDC Japanへお問い合わせください】
<参考資料>
国内法人タブレット市場: 出荷台数上位8産業分野の出荷台数予測、2012年〜2017年
※添付の関連資料を参照
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