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ポーラ化成、美しく見える素肌の光特性を発見

2013-06-28

肌の生命力溢れる輝きの実体を“光”の観点から解明
世界的照明家・豊久将三氏との共同研究により美しく見える素肌の光特性を発見


 ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:岩崎泰夫(*))は、世界的な照明家・豊久将三氏と共同研究を行い、美しい肌の“生命力溢れる輝き”は、素肌が反射する光の波長パターンに起因していることを発見しました。
 本研究は色温度の観点と、肌からの反射光の波長パターンの観点から行われ、5000K(ケルビン)の色温度と、460〜500nm(ナノメータ)の波長領域が高いパターンの光が重要であるという、最も肌が美しく見える光特性を見出しました。
 本知見はポーラ・オルビスグループの株式会社ポーラから2013年秋に発売される化粧品に活用される予定です。

 *社長名の正式表記は、添付の関連資料を参照


[1]色温度と肌の美しさの関係の解析
 2500〜8000Kの間にある色温度が異なる13種の光を特定の被験者の顔に照射し(図1参照)、専門パネラーによって、肌が美しく見える順に並べました。その結果、4500〜5500Kの範囲の色温度の光を当てた場合に肌が美しく見えること、5000Kの光を当てた場合に最も肌が美しく見えることを見出しました。
 5000Kの色温度は一般的に午前9時あるいは午後3時の日中の光と同等の色合いとされています。

 ※図1は、添付の関連資料を参照

[2]肌の美しさと反射光スペクトルの解析
 複数の、波長パターンが異なる5000Kの色温度の光を上記[1]の被験者の顔に当て、専門パネラーによって、肌が美しく見える反射光の順にランク付けを行いました。続いて、ランク付けした反射光の波長パターンを分析すると、460〜500nmの波長領域が高いパターンの反射光が肌を美しく見せているという結果となりました(図2参照)。

 ※図2は、添付の関連資料を参照

 これらの研究結果は、本年10月15〜16日にイタリア・ミラノで開催される国際皮膚計測学会(ISBS/SICC 1st JOINT INTERNATIONAL CONGRESS)で発表する予定です。


【参考資料】

[ライティング・アーキテクト 豊久将三(とよひさ しょうぞう)]
 最新のテクノロジーを使った光の表現を主に行う。ニューヨーク近代美術館での「CONTEMPORARY JAPANESE TEXTILES」展における光ファイバーを使用した照明で世界的な評価を得る。現在までに、東京国立博物館・法隆寺宝物館をはじめ、セントルイス美術館、モントリオール現代美術館、森美術館、ポーラ美術館、サントリー美術館、原美術館、根津美術館、三菱一号館美術館などの展示照明とともに、ニューヨークを中心に個人コレクターの自邸の照明も数多く手がける。他に国立国会図書館・関西館などの大型施設照明、POLA 銀座、OAK 表参道、Dior 表参道、Gucci 銀座、BVLGARI 銀座などのファサード照明や店舗照明など、幅広い活動を行っている。

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