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三菱UFJ信託銀行、海外ファンド管理会社Butterfield Fulcrum Groupを取得
海外ファンド管理会社Butterfield Fulcrum Groupの取得について
三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長 若林辰雄)は、海外ファンド管理会社Butterfield Fulcrum Groupの持株会社FGL Lux Holdings,S.a r.l.(※)(所在国:ルクセンブルグ)の発行済株式の100%持分を関係官庁の承認等を前提に取得することについて、Butterfield Fulcrum Groupと合意し、株式譲渡契約書を締結いたしましたのでお知らせいたします。
※「S.a r.l.」の正式表記は、添付の関連資料を参照
三菱UFJ信託銀行では、グローバルでの信託業務の強化を中期経営計画上の目標とし、海外の資産運用会社への出資を行ってまいりましたが、本件はファンド管理会社への出資により、海外における資産管理業務の拡大を目指すものです。
三菱UFJ信託銀行は、ルクセンブルグ、ニューヨーク、ロンドンの現地法人にて主に日本のお客さま向けにグローバルカストディ、ファンド管理業務を行っており、本件によりヘッジファンド等のオルタナティブ運用ファンドを含む海外のお客さま向けのファンド管理業務に本格参入いたします。
Butterfield Fulcrum Groupは、資産管理残高約10兆円を有するファンド管理会社であり、ファンドの運用手法が複雑化、多様化するなか幅広い運用ストラテジーに対応する管理サービス提供の実績があります。
本件により、三菱UFJ信託銀行はButterfield Fulcrum Groupの優れた業務ノウハウと顧客基盤に加え、三菱UFJフィナンシャル・グループのネットワークも活用し、国内外のお客さまの多様化するグローバルな資産管理ニーズにお応えしてまいります。
【Butterfield Fulcrum Groupの概要】
ファンド管理業界で約25年の実績をもち、ヘッジファンドおよびファミリーオフィス(富裕層の資産管理会社)等向けのファンド管理業務を提供している。世界6か国に7拠点(*)を有し、850を超えるファンドにサービスを提供。従業員は325名。
*バミューダ、ケイマン、ダブリン(アイルランド)、ウォータールー(カナダ)、ハリファクス(カナダ)、ニューヨーク、ロンドン
【ファンド管理業務の概要】
ファンド資産の基準価額計算、ファンド会計、リスク管理、各種報告書作成、投資家の口座記録保持などのサービスを提供。高度なノウハウを必要とし、規制強化の流れの中、今後成長が見込まれる。
以上