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新生銀行、連結子会社4社から成る「新生プリンシパルインベストメンツグループ」を組成

2013-06-27

新生プリンシパルインベストメンツグループの組成について
〜第二次中計の基本戦略に沿った、プリンシパルトランザクションズ本部主管業務ならびに連結子会社の再編〜



 当行は、連結子会社の新生プリンシパルインベストメンツ株式会社、およびその傘下の新生企業投資株式会社、新生インベストメント&ファイナンス株式会社、新生債権回収&コンサルティング株式会社の4社から成る「新生プリンシパルインベストメンツグループ」(以下、「新生PIグループ」)を、平成25年7月1日付で組成いたします。
 これは、平成25年4月からスタートした第二次中期経営計画(以下、「第二次中計」)の基本戦略に基づき、当行プリンシパルトランザクションズ本部の主管業務であるクレジットトレーディング業務およびプライベートエクイティ業務について、フロント業務の主体を銀行本体から連結子会社へ移すとともに連結子会社の再編により機能強化を図り、新たな金融ソリューション事業の展開を目指すものです。これにより、これまで以上にお客さまのニーズに機動的に対応できる体制を整備し、当行グループの収益の極大化を目指します。
 なお、本件に伴う当期業績予想(連結・単体)の修正はございません。


1.新生PIグループ組成の目的
 当行では、10年以上にわたり、国内で最高レベルの格付(※)を有する債権回収子会社の機能を活用し、不良債権など様々な金銭債権投資に取り組むクレジットトレーディング業務、ミドル・レイターステージのベンチャー企業に対するPre−IPO投資を通じた積極的な成長資金の提供を行うプライベートエクイティ業務などを展開してまいりました。第二次中計の実行に際して、これまで築き上げてきた経営資源、ノウハウをベースに、社会・経済動向や人口動態など、急速に変化しつつある事業環境に的確かつ機動的に対応するため、組織の効率性の向上および業務の専門性の高度化を目的に、フロント業務について子会社中心の組織・体制の整備を行うこととしたものです。

 具体的には、クレジットトレーディング業務においては、中長期的には事業再生や債務リストラクチャリングなどに関連したニーズは増加すると考えられ、また、高齢化の進展に伴う事業承継ニーズなども高まると考えられることから、債権回収子会社のコンサルティング機能を積極的に強化・活用します。さらに、事業環境の変化の中で生じる様々なニーズに個別に向きあい、オーダーメイドの投融資の実施を通じて、お客さまの局面を変えるソリューションのご提供を新たな事業として展開いたします。
 また、プライベートエクイティ業務においては、起業をサポートする環境の拡充、IPO市場の活性化などに伴い、企業の創生と成長へのリスクマネー調達ニーズが高まっていることから、子会社の機能を活用したファンド運営業務への参入や、専門人材の育成および投資先への人材の派遣、外部のネットワークやノウハウの積極的な活用などを通じて、ベンチャー投資や事業承継に関わるバイアウト投資を中心に、多様な事業やステージに対応したプライベートエクイティ投資を積極的に推進してまいります。
 さらに人材面では、各子会社が広範なネットワークやノウハウを活用して新生PIグループ外のパートナーとも積極的に協働して人材の交流を図り、グループ内の知的生産力を向上させ、投融資の機動性、柔軟性を高めてまいります。

 今回の再編に伴い、平成25年7月1日付にて、新生銀ファイナンス株式会社は新生インベストメント&ファイナンス株式会社に、新生債権回収株式会社は新生債権回収&コンサルティング株式会社に商号変更し、新生企業投資、新生インベストメント&ファイナンス、新生債権回収&コンサルティングの3社は新生プリンシパルインベストメンツの100%子会社となります。また、これら4社の本社所在地を当行本店から東京都千代田区大手町に移転いたします。


【新生PIグループの概要】

 *添付の関連資料「参考資料1」を参照


 (※)新生債権回収株式会社は、平成24年7月にスタンダード&プアーズによる商業用ローン・スペシャル・サービサー格付[能力が極めて高い(アウトルック:安定的)](5段階評価の最上位)を取得しています。


2.新生PIグループ各社の概要

<新生プリンシパルインベストメンツ株式会社>
 平成25年4月に会社分割により新生銀ファイナンスの融資事業以外の事業を承継し、新生銀行の100%連結子会社として、新生PIグループ全体の業務企画、運営をとりまとめるとともに、グループ子会社の人事総務、システム、経理、法務および営業支援業務などの管理業務を総括的に行う、グループの統轄会社となります。また、第二種金融商品取引業者としてのライセンス機能を十分に発揮することで、新生PIグループの案件獲得にも寄与してまいります。

<新生企業投資株式会社>
 平成24年11月に新生銀行プライベートエクイティ部を母体とし、新生銀行グループの投資会社として設立されました。新生PIグループにおいてはプライベートエクイティ事業を担当する会社となります。平成25年4月には第一号のファンドとして、磯崎哲也氏と共同で国内のアーリーステージのインターネット関連企業に対する投資と成長支援を行うファンドを設立しました。今後もファンド資金を活用して、事業承継ニーズのある中堅中小企業へのバイアウト投資やメザニン投資、Pre−IPO投資などベンチャー投資、セカンダリー投資などの分野において外部のパートナーとの協働による投資領域の拡大に取り組んでまいります。

<新生インベストメント&ファイナンス株式会社(現 新生銀ファイナンス株式会社)>
 新生銀ファイナンスの融資事業を引き継ぎ、新生銀行クレジットトレーディング部の金銭債権買い取り機能と国際投資部の営業関連の機能を加え、国内外の投融資業務の営業としての役割を担います。国内については、金融法人の有する貸付債権や事業法人が有する金銭債権の買取り、DIPファイナンスなどの再建途上の会社への事業資金融資に始まり、上場企業の事業再編に伴うファイナンスなどに至るまで、オーダーメイドでの債権買い取り、ファイナンスを提供してまいります。また、外部の事業法人やプロフェッショナルとの人材交流を含めた経営資源の投入を「インベストメント」と位置づけ、パートナーシップの構築を積極的に推進し、投資対象の拡大を図ってまいります。海外については、引き続き韓国における金銭債権買い取りを進めてまいります。

<新生債権回収&コンサルティング株式会社(現 新生債権回収株式会社)>
 前身となる新生債権回収では、10年以上にわたって不良債権を取り扱うスペシャル・サービシングから、証券化スキームにおけるプライマリー・サービシング、バックアップ・サービシングに至るまで、広範囲で質の高いサービスを提供し、経験とノウハウを培ってきました。今般、「債権」を取り扱う専門家としての機能をさらに充実させるため、新生銀行クレジットトレーディング部の債権調査機能を移管し、理論と実践を融合させた精度の高い価値算定ができる体制を整えます。また、サービサーだからこそ発揮できる高度なコンサルティング機能を強化し、外部専門家との連携も積極的に行いながら、事業再生や債務整理に関する企業の問題解決に積極的に取り組んでまいります。


【新生PIグループ各社概要(平成25年7月1日以降)】

 *添付の関連資料「参考資料2」を参照


以上

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