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JFEエンジニアリング、フィリピン・水道サービス会社から下水処理施設を受注
フィリピンで下水処理施設を受注
JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:岸本純幸)は、このたびフィリピン国メニラッド水道サービス会社から下水処理施設を受注しましたので、お知らせします。
当社が受注したのは、マニラ首都圏ケソン市に計画される日量15,400m3/日のプラントで、設計、建設および1年間の実証運転を請負います。工期は2014年9月に施設完成、2014年12月に試運転完了を予定しています。
現在、マニラ首都圏の上下水道事業は1997年の民営化により、メニラッド水道サービス会社が西側の全域で施設を建設・保有し、運営を行っています。同地区は、急速な都市化に伴い下水道や下水処理施設の整備が急がれていますが、普及率は未だ10%程度に留まっており、メニラッド社は世界銀行の融資などにより急ピッチで整備を進めています。
当社は、これまでマニラ首都圏で26箇所の下水処理施設を建設しており、これらの施設で同地区において下水処理されている量の約7割(2012年稼動分)を担っています。
当社は、こうした実績を基に今回、現地の下水の性質に最適な処理プロセスや限られたスペースへのプラント配置などを提案し、メニラッド社から高い評価を得て受注につながりました。
当社は、今後もマニラ首都圏を中心に下水道ネットワーク構築にエンジニアリング提案を積極的に展開し、同国のインフラ整備に貢献してまいります。