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NEC、アジア各地域を結ぶ大規模光海底ケーブルシステム増設を受注

2013-06-26

NEC、光海底ケーブルシステム「APCN2」の増設を受注
〜毎秒100ギガビットの光海底ケーブル用端局装置を納入〜


 NECは、アジア各地域を結ぶ大規模光海底ケーブルシステム「Asia Pacific Cable Network 2(以下、APCN2)」の増設プロジェクトを受注しました。当プロジェクトにおいて、NECは伝送容量毎秒100ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置を納入します。発注者は、アジア太平洋地域の主要通信キャリア13社からなるコンソーシアムで、完成は2014年1Qの予定です。

 「APCN2」は、NECが2001年に納入した毎秒10ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブルシステムです。日本、中国、韓国、台湾マレーシアシンガポールフィリピンを結び、全長約1万9千キロメートルにおよびます。
 また、2011年には、毎秒40ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置を増設しています。
 今回の毎秒100ギガビットへの増設は、データや動画など急増する通信トラフィックに対応するもので、アジア地域の高速・大容量で高品質な通信インフラ実現に大きく貢献します。

 NECは今回の増設プロジェクトにおいて、最新のデジタルコヒーレント技術(注1)を活用し、毎秒100ギガビットの大容量光波長多重方式を実現した光海底ケーブル用端局装置「NS Series [T740SW] Line Terminal Equipment」を納入します。これにより、既存の伝送容量を最大10倍に大容量化するとともに、保守メンテナンスや運用コストの削減を実現します。

 NECは、過去30年以上にわたり、世界の海底ケーブル市場でトップクラスの実績を有しており、日本を含むアジア・太平洋地域を中心に世界中の主要海底ケーブルシステムの構築をしています。
 このたびの受注は、こうした当社の実績、および最先端の技術力やプロジェクト遂行力が高く評価されたことによるものと考えています。


 NECでは今後も海底ケーブルシステムを含めた通信インフラ整備事業をグローバルに拡大していきます。


  ※「プロジェクト概要」は添付の関連資料「別紙」を参照


以上


 注1:デジタルコヒーレント伝送技術:コヒーレント受信とデジタル信号処理を組み合わせた次世代光伝送方式。偏波多重や位相変調などの変調方式により周波数利用効率を向上させるとともに、大幅な受信感度向上を実現する。


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