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JCB、台湾・華南銀行と提携しデビットカードの展開を開始
JCB、グローバル市場でデビットカードの展開を開始
〜第一弾として、台湾の華南銀行と提携。台湾初の交通系非接触IC機能付デビットカードが誕生〜
日本発唯一の国際カードブランド運営主体である株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役兼 執行役員社長:川西 孝雄、以下:JCB)および海外業務を行なう子会社の株式会社ジェーシービー・インター ナショナル(本社:東京都港区、取締役社長:三宮 維光)は、台湾の商業銀行である華南商業銀行股■有限公司(*1 本社:台北市、董事長:林明成、以下:華南銀行)と提携し、JCBブランドとして世界初となるデビットカードの展開を開始します。2013年8月上旬を目処に、華南銀行は、台湾や世界のJCB加盟店で利用可能な「華南 LOVE TSCC JCB デビットカード」の会員募集を開始します。
*1:華南銀行の正式表記は添付の関連資料を参照
華南銀行は、JCBカードの発行および加盟店業務を行なっている台湾の商業銀行です。今回の提携は、台湾でのデビットカードへのニーズ・期待の高まりを背景に、“他に無いユニークなデビットカード”(台湾初となるTSCC 機能の搭載、および、デビットカードとしては珍しいハイクラスなサービス「JCBプレシャス」の付帯)を発行したいという両社の意向が合致し、実現したものです。
1.JCBのデビットカードについて
JCBがこのたび金融機関を対象に提供を開始するデビットカードは、クレジットカードのような与信は必要なく、発行金融機関の口座残高を上限としてJCB加盟店でキャッシュレスにお買い物が可能です。利用できる加盟店は、原則としてJCBのクレジットカードが使える加盟店となりす。
*2 JCBエンブレムは添付の関連資料を参照
2.「華南 LOVE TSCC JCB デビットカード」について
基本機能
発行対象 華南銀行の口座保有者
利用方法 審査や与信を必要とせず、原則として口座残高を上限としてカードのご利用が可能です。
(口座からの引き落とし日は加盟店によって異なります。)
利用可能加盟店 台湾や世界のJCB加盟店
支払方法 1回払いのみ
主なサービス内容
1.お客様の選択により台北市の地下鉄・バスなどで利用可能な交通系電子マネー
(非接触IC決済機能)「TSCC」(※1)の機能を搭載することができます。
―地下鉄やバスの乗降だけでなく、コンビニやカフェなど幅広い小売店(合計
約14,000店)で利用できるほか、台北市以外の交通機関との提携も進んでおり、
台湾に広く普及した決済手段となっています。
2.台湾で発行されるJCBクレジットカードの最上位券種(プラチナ券種の上位)
「JCBプレシャス」のサービスを付帯しています。
―台湾の国際空港へのタクシー送迎、5つ星ホテルのランチブッフェで2名
お食事の際に1名無料などのサービスが受けられます。
<台湾の決済市場について>
台湾は、労働人口1,092万人に対し、クレジットカードの総発行枚数が3,000万枚超、デビットカードの総発行枚数が1,000万枚超と、カードの成熟市場と言われています。消費者の多様なニーズに応えるため、クレジット カード、デビットカード、非接触IC決済などの現金以外の決済手段が定着しています。
<台湾でのJCBの取り組みについて>
JCBは1981年の台湾進出以来、現地金融機関と提携し加盟店を拡大してきました。1994年にはJCBカードの発行推進を開始し、現在では24社が様々な券種・機能のJCBカード(クレジットカード)を発行し、台湾の会員数は152万人にのぼります(2013年3月末時点)。カードの成熟市場で多様化するお客様のニーズに応えるため、 これまで、非接触IC国際標準仕様であるISO14443 TypeA/Bに準拠した非接触IC決済サービス 「J/Speedy.」を搭載したカードの発行や、「JCBプレシャス」を推進するほか、 「日本」をテーマにした加盟店優待やキャンペーンなど、JCBならではのサービスやプロモーションを積極的に展開してきました。
3.JCBのデビットカードへの取り組みについて
JCBでは、世界各地のお客様のグローバルもしくはローカルなニーズに応える決済プロダクトを展開するため、クレジットのほか、プリペイドやデビットについても開発を進めてきました。
デビットカードやプリペイドカードは、経済発展の程度やインフラ面などの理由から、与信や審査を前提とする クレジットカードが広く一般的になっていない経済新興国・地域においてニーズがあります。他方、クレジットカード決済の成熟市場である経済発展国・地域においても、決済ニーズの多様化などにより支払い方法の選択肢と なっています。
JCBは国際カードブランド運営者として、様々な国・地域でJCBカードの発行を拡大するにあたり、各地の消費者・事業者の多様なニーズに応える柔軟かつ幅広い決済プロダクトのラインアップを持つことが重要と考えています。現在、日本を含む、台湾以外の国・地域においても、消費者やビジネスパートナーのニーズに沿ったデビットカード・プリペイドカードの展開について検討を進めています。
JCBは今後も世界の銀行や金融機関と提携を強化・拡大し、お客様に満足いただける商品やサービスを提供していきます。
※1 運営会社:悠遊.股.有限公司 (英語名:EASY CARD CORPORATION)
以上