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日本百貨店協会、5月の東京地区百貨店売上高概況を発表
平成25年5月東京地区百貨店売上高概況
I.概況
1.売上高総額1,240億円余
2.前年同月比5.1%(5か月連続プラス)
3.店頭・非店頭店頭4.9%(88.7%):非店頭6.5%(11.3%)の増減()内は店頭・非店頭の構成比
4.調査対象百貨店13社26店(平成25年4月対比±0店)
5.総店舗面積898,885m2(前年同月比:−1.4%)
6.総従業員数19,405人(前年同月比:0.9%)
7.3か月移動平均値10−12月0.1%、11−1月0.7%、12−2月0.3%、1−3月3.2%、2−4月3.8%、3−5月4.6%
[参考]平成24年5月の売上高増減率は2.1%(店舗数調整後)
【5月売上の特徴】
(1)東京地区では、主力の衣料品(売上構成比34.5%)が6.9%増と大きな伸びを見せ、ファッション主導で商況全般を牽引した。具体的には、カジュアル衣料を中心に紳士ではジャケット、パンツ、婦人もジャケット、パンツに加え、ワンピースなどの動きが良かった。
(2)高額品は、美術・宝飾・貴金属が5か月連続で二桁増(1月:11.4%、2月:10.9%、3月:20.0%、4月:33.0%、5月:24.1%)となり引き続き活況であった。特に宝飾・時計は、50万円〜100万円の価格帯を中心に依然底堅く動いており、100万円を超える高額帯にも動きが見られた。なお、最近の株価乱高下による影響は今のところ報告されていない。
(3)今年5月は晴天が続いたため、UV対策商材が好調で、サングラス、帽子、日傘、ネックウェア、UV化粧品などの売上が大きく伸びた。
(4)母の日商戦は、最近の傾向である直近需要で盛り上り、扇子、財布、晴雨兼用傘、スカーフ、生花、洋菓子などに人気が集まった。
(5)6月中旬までの都内の商況は、概ね3〜4%増で推移している。
【要因】
(1)営業日数増減31.0日(前年同月比±0.0日)
(2)入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比/有効回答数20店舗)
〔1〕増加した:10店、〔2〕変化なし:4店、〔3〕減少した:6店
(3)5月歳時記(GW、子供の日、母の日)の売上(同上/有効回答数17店舗)
〔1〕増加した:7店、〔2〕変化なし:7店、〔3〕減少した:3店
(4)翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値/有効回答数20店舗)
〔1〕増加する:10店、〔2〕変化なし:9店、〔3〕減少する:1店、〔4〕不明:0店
<東京地区百貨店 売上高速報 2013年05月>
※添付の関連資料を参照
II.商品別の動き
主要5品目では、身のまわり品が7か月連続、衣料品が4か月連続、雑貨が3か月連続、家庭用品が2か月連続のプラス。食料品が2か月連続のマイナスとなった。また化粧品が10か月連続、美術・宝飾・貴金属が5か月連続、紳士服・洋品、婦人服・洋品、家具が4か月連続、その他衣料品が2か月連続のプラス、惣菜、その他食料品が2か月ぶり、生鮮食品が4か月ぶり、その他家庭用品が13か月ぶりのプラスとなった。
【商品別売上前年比の寄与度とトレンド】
※添付の関連資料を参照