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神戸製鋼、スペックアップさせたアルミ厚板「アルジェイド」を販売開始
アルミ厚板商品の新ラインナップについて
〜新生「アルジェイド(R)」販売開始〜
当社はこのほど、アルミ厚板「アルジェイド(R)」をスペックアップさせ、本年6月から販売を開始しました。
これに合わせて、名称を分かり易くするため、「アルジェイド(R)−II」から「アルジェイド(R)−III」ではなく、シンプルに「アルジェイド(R)」としました。
今回新たに販売する「アルジェイド(R)」は、全国の流通店経由で販売される「アルミ厚板」で、主な最終用途は「半導体・液晶製造装置」「太陽電池パネル製造装置」「ロボット/精密機械」などになります。
このような分野で使用されるアルミ厚板には、機械加工時の「寸法精度確保」や「生産性向上」等のニーズがますます高まっており、アルミ厚板の表面品質・寸法公差・平坦度の向上、板内部の残留応力の低減が、より一層求められています。
今回のスペックアップでは、従来品に比べ大幅に平坦度を向上させました。これにより今まで以上に切削加工量削減及び加工時間短縮など加工歩留りの改善に寄与し、お客様のトータルコスト削減に貢献します。
更に、従来の板厚範囲は4〜50mmでしたが、今回4〜100mmに拡大させ、より広範囲な用途での高精度ニーズにお応えします。
また、表面保護ビニールを貼った状態で圧延方向が分かるようビニールデザインを改良し、材料の使い易さを追及しました(写真参照)。
「アルジェイド(R)」のスペックアップ内容は以下の通りです。
1.平坦度の向上
板厚4〜50mm: 従来品と比較し、1/2に改善。
(従来:0.4mm以下/M→今回:0.2mm以下/M)
板厚50〜100mm:JIS規格との比較では、約1/5に改善。
(今回0.6〜0.8mm/Mに設定)
2.板厚精度の向上
(代表例) 板厚25mmの板厚公差 アルジェイド(R):±0.25mm JIS規格:±0.90mm
(JIS規格との比較で、各板厚で約1/4のレベル)
当社では、高精度アルミ厚板「アルハイス(R)」、高強度アルミ厚板「アルジェイド(R)−83」、高強度高精度アルミ厚板「アルハイス(R)−83」を販売しており、多様なユーザーニーズに対応しています。今回これらの表面保護ビニールを「アルジェイド(R)」と同様のデザインに変更し、当社アルミ厚板ラインナップ全般の販売強化を進めて参ります。
今後も素材の品質向上によるお客様のトータルコスト削減に貢献するべく、開発を進めて参る所存です。
※参考資料は、添付の関連資料を参照