ＩＨＩと日揮、ブラジルの造船大手アトランチコスル社に出資

ブラジル造船会社への出資に伴う子会社の設立に関するお知らせ

　当社は，日揮株式会社（以下，「JGC」という。）および当社の持分法適用関連会社でありますジャパン　マリンユナイテッド株式会社（以下，「JMU」という。）と共同で，ブラジルのEstaleiro　Atlantico　Sul　S．A．※１（アトランチコスル造船会社。以下，「EAS」という。）への出資を目的とした，特定目的会社JAPAN　EAS　INVESTMENTOS　E　PARTICIPACOES　LTDA※２（以下，「JEI」という。）を設立いたしますので，下記のとおりお知らせいたします。
なお，新たに設立するJEIは当社の連結子会社となり，JEIを通じて出資を行なうEASは当社の持分法適用関連会社となります。

※１、※２の正式な社名表記は添付の関連資料を参照

記

１．出資の目的

　世界では石油，天然ガス需要の増大を背景とし，海洋資源開発のための海洋構造物，プラントへの投資が増加しておりますが，特にブラジルは世界屈指の海洋資源開発投資が注目されております。
　EASは，ブラジルの海洋産業の振興を目的として，ブラジルの大手ゼネコン２社を株主とし，ブラジル国立経済社会開発銀行の融資のもとに設立された造船会社であり，エネルギー大手のブラジル国営石油公社Petroleo　Brasileiro　S．A．（ペトロブラス。以下，「Petrobras」という。）とも強固な関係を有しております。
　当社グループとEASは，当社の連結子会社であった株式会社アイ・エイチ・アイ　マリンユナイテッド（現JMU）とEASとの技術協力契約などを通して関係を深めてまいりましたが，今般EASの株主より資本参加の要請を受け，慎重に検討を進めてまいりました。
　その結果，EASが現時点において大型の船舶，海洋構造物を建造できるブラジル国内における唯一の造船所であり，Petrobras向けに石油資源開発用ドリルシップ７隻，タンカー２０隻等の豊富な受注残を有していること，また将来FPSO（Floating　Production，Storage　and　Offloading　System；浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備）建造事業への参画も予定しているなど，今後のさらなる成長が期待され，十分な投資回収が見込まれることから，今回の出資要請に応じることといたしました。
　
２．出資先の概要

※以下詳細は添付の資料を参照