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STマイクロ、設計最適化に向け繰り返しサージ対応の保護デバイスを発表
STマイクロエレクトロニクス、
設計最適化に向け繰り返しサージ対応の保護デバイスを発表
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、繰り返し電圧サージに対応する保護デバイス STRVSを発表しました。同製品は、エンジニアが回路保護を最適化し、コストや電力効率の目標を達成する上で必要となる情報と共に提供されます。
繰り返しサージが発生すると保護用部品が過熱し、太陽光発電システム用インバータ、スマート・メータ、モバイル充電器等の電源の性能が低下します。STは、この繰り返しサージへの保護に役立つ、高温時およびピーク電流時(0A〜2A)のクランプ電圧を規定しています。これによりエンジニアは、意識的に通常より大型の保護部品を採用する必要がなくなります。また、基板メタル層の熱抵抗への影響を評価する際に役立つデータも提供されます。従来のTVS(Transient Voltage Suppression:過渡電圧サプレッサ)ダイオードでは、こうした情報が提供されませんでした。さらに、STRVSのクランプ電圧は、負荷に関わらず一定であるため、RC(抵抗器−コンデンサ)によるスナバ保護と比較して、保護対象となる電源部品の安全性が高まります。
STのSTRVSシリーズは、複数の周波数帯(50Hz〜200kHz)のサージからMOSFETを保護する場合に効果的です。価格は1000個購入時に約0.15ドルで、SMB表面実装型パッケージで提供されます。
設計ガイダンスが記載されたSTのアプリケーション・ノート「Design Methodology of TVS in repetitive mode:STRVS」を含む詳細情報は、http://www.st.com/strvsをご覧下さい。
<STマイクロエレクトロニクスについて>
STは、「センス&パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。
2012年の売上は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st-japan.co.jp)をご覧ください。
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アナログ・MEMS・パワー製品グループ
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