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NTTネオメイト、SaaS型統合IT運用監視サービスを提供開始
SaaS型統合IT運用監視サービス
「AQStage(※1)Operations View」の提供開始について
株式会社エヌ・ティ・ティネオメイト(以下、NTTネオメイト、本社:大阪市中央区、代表取締役社長:戸谷典嗣)は、複雑化するITサービスの統合的監視と効率的な運用が可能となるSaaS型統合IT運用監視サービス「AQStage Operations View」(以下、本サービス)の各サービスメニューについて、平成25年7月8日から順次提供開始いたします。
※1:AQStageはAdvance Quality Stageの略称であり、高品質・高セキュリティーなITサービスを示す弊社のブランド名です。
1.本サービス提供の背景
昨今、事業環境が目まぐるしく変化する中、今後の事業成長における情報システムの重要性は増してきており、仮想化技術の採用や基幹システムとパブリッククラウドサービスとの連携など、ますます高度化、複雑化し、その運用を行っていくことは重要な課題となっています。また、ただ単に情報システムを運用すれば良いというのではなく、システムで得た情報を迅速かつ的確に把握し、必要に応じて投資の判断を行うなど対策を行っていくことが求められています。このような状況の中、IT運用管理の効率化を実現するキーポイントとしては、(1)高度化、複雑化する情報システムの「見える化」、(2)品質を一定に保つだけでなく品質の向上を図っていく運用フレームワークの「標準化」、(3)人的ミスの低減、運用コストの削減などを目的とした「自動化」があげられますが、単に運用管理ツールを導入するだけでは解決できません。昨今の運用管理ツールは、世界標準となりつつあるITIL(R)(※2)のITライフサイクルマネジメントのグッドプラクティスフレームワークに基づき製品化されてきていますが、そのフレームワークの背景を理解したうえで、導入企業の実態に合わせた業務分析を行うスキルや経験をもった人材が必要とされているからです。
NTTネオメイトではこれまで、NTT西日本グループのIT情報基盤ネットワークや様々なお客様の情報システムの運用を実施してきましたが、近年お客様から「故障の予兆を把握したい」、「サービス視点でシステムの状況をみたい」、「ITIL(R)を実践したい」、「監視だけでなく、運用を自動化することでコスト低減を図りたい」、「運用監視に関わる設備は保有したくない」などのご要望をいただいておりました。
そこで弊社で日常的に活用している運用管理ツールを商品サービス化し、お客様ご自身によるオペレーション(セルフ・オペレーション)が可能となるSaaS型統合IT運用監視サービス「AQStage Operations View(アクステージ・オペレーションズ・ビュー)」の提供を開始することにしました。
※2:英国政府が体系化した世界標準のITサービスの運用・管理業務に関するガイドライン
2.本サービスの概要
本サービスは、これまで個々のシステムや監視対象機器毎に個別の監視システムを設置し運用していたことを解消するため、NTTネオメイトが保有する統合IT運用監視プラットフォームをSaaS型で提供するもので、本サービスをご利用いただくことにより、運用監視システムを導入するための初期費用の低減化が図れ、資産を保有するリスクを減らすことができます。主な特長は以下のとおりです。
▲本サービスの概要図
*添付の関連資料「概要図」を参照
(1)設備投資は不要
NTTネオメイトが保有する統合IT運用監視プラットフォームをSaaS型で提供するサービスなので、運用監視システムを新たに導入する費用等の低減化が図れ、資産を保有することによるリスクも減らすことができます。また、新規に運用監視システムを導入するまでの時間を短縮することができます。
(2)サービス状態の見える化
監視部門・サービスデスク部門のオペレーターやITサービス利用者が、それぞれ必要とするITサービスの状態やインシデント管理に関連する情報を全て管理画面で表示できることから、現在のITサービス状況の確認を「見える化」できます。また、基準となるSLA(※3)を遵守できているかについても「見える化」できます。
※3:ServiseLevelAgreementの略で、利用者にサービス品質を保証する制度
▲ご利用企業側における管理画面イメージ(左:ITサービス利用者、右:オペレーター)
*添付の関連資料「イメージ図1」を参照
(3)運用業務の自動化
ユーザーアカウントの新規作成や変更、アクセス権限の変更等、運用者が実施している各種オペレーションについて自動化できる管理ツールを提供します。また、実行した運用フローのログについても自動で取得できるので、運用記録の漏れがなくなります。
▲運用自動化管理ルールの画面イメージ
*添付の関連資料「イメージ図2」を参照
(4)サービスマネジメントの標準化
本サービスは、世界標準のITサービスの運用・管理業務に関するガイドライン「ITIL(R)」に準拠したプロダクトで構成されていますので、お客様のIT運用管理へのITIL(R)の適用を強力にサポートします。
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照