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杏林製薬、潰瘍性大腸炎治療剤「ペンタサ坐剤1g」を発売
潰瘍性大腸炎治療剤「ペンタサ(R)坐剤1g」の新発売について
キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮下三朝、以下「杏林製薬」)は、5月31日、薬価収載されました潰瘍性大腸炎治療剤「ペンタサ(R)坐剤1g」(一般名:メサラジン、以下「本剤」)を6月11日に新発売いたします。
杏林製薬は、潰瘍性大腸炎・クローン病の治療薬の開発に取り組んでおり、現在、国内においてメサラジン製剤として「ペンタサ(R)錠250mg」「ペンタサ(R)錠500mg」「ペンタサ(R)注腸1g」を発売しています。
これまで杏林製薬は、潰瘍性大腸炎の患者さん、医療関係者のニーズに応えるため、新たな剤型の開発、適応追加、新用法・用量の取得等に計画的かつ継続的に取り組んでまいりました。今回、日本消化器病学会等からの要望もあり「ペンタサ(R)坐剤1g」の開発を決定し、この度の発売に至りました。
本剤は、血便、粘血便を主症状とする直腸の病変に対して高い効果が期待され、直腸炎型の患者さんのみならず、直腸部に病変を有する左側大腸炎型、全大腸炎型の患者さんにも有用と考えられます。杏林製薬は、本剤をラインナップに加えて、新たな治療の選択肢を提供することにより、今後も特定疾患である潰瘍性大腸炎の患者さんの治療に一層貢献してまいります。
本剤の初年度売上高は7億円程度を見込んでおります。
以上
〈製品概要〉
1.製品名 :ペンタサ(R)坐剤1g
(PENTASAR Suppositories 1g)
2.一般名 :メサラジン(Mesalazine)
3.効能・効果 :潰瘍性大腸炎(重症を除く)
4.用法・用量 :通常、成人には1日1個(メサラジンとして1g)を、直腸内に挿入する。
5.薬価 :1g 1個 347.80円
6.包装 :50個(10個×5) 100個(10個×10)
※〈参考〉は添付の関連資料を参照