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フジテレビ、放送連動セカンドスクリーンアプリ「メディアトリガー」など開発
放送連動セカンドスクリーンアプリ
「メディアトリガー(R)」とその配信システムを開発
株式会社フジテレビジョン(本社:港区台場、以下フジテレビ)は、スマートフォンやタブレット端末に、出演者情報やクーポンといった番組関連コンテンツを放送と連動して表示することができるアプリ「メディアトリガー(R)」と、その配信システム「SmartSynchroCast(スマートシンクロキャスト)(*1)」を開発し、新しいテレビの楽しみ方を提案いたします。
フジテレビでは、近年、番組を見ながら同時にスマートフォンやタブレット端末を利用するといった視聴スタイルが定着しつつあることに着目し、今まで以上に視聴者が放送と同時に便利に活用できる放送連携プラットフォームの開発を進めてきました。
今回開発したセカンドスクリーンアプリ「メディアトリガー(R)」の特徴は、放送番組と連動する次の4つの同期技術を搭載しています。
[1]時刻トリガー(指定した時刻にコンテンツを表示)
[2]通信トリガー(任意のタイミングでコンテンツを表示することが可能)
[3]音響トリガー(テレビの音声に対応し、テレビの前で見ている人だけにお得な情報を提供)
[4]映像トリガー(テレビの映像に対応し、視聴者自らがアクションを起こして情報やコンテンツを取得)
アプリの表示技術に関しても、さまざまなスクリーンサイズにも適切にコンテンツを表示させる機能や、メモ代わりに使える受信履歴自動保存機能など、視聴者が便利に活用できる機能を搭載しています。視聴者は番組に関連する情報や、番組に同期してウェブページを楽しんだり、クーポンや特典を入手するなど、テレビを見ている気楽さでセカンドスクリーンを楽しむことができます。
スマートフォンやタブレット端末で利用でき、テレビの買い替えやアダプターなどが不要、コンテンツ制作もウェブなどにすでにあるリソースが使用可能で手間がかからないことから、すぐにサービスが始められます。さらに、地上波のみならず、さまざまな放送局が参加できる仕様であり、放送と連動させるワークフローに載せることが簡単で、放送送出システムの改修が不要といった利点もあります。
また、このアプリおよびシステムは、放送のみならずイベントにも利用可能で、進行に合わせた連動を試みることができます。
今回開発したアプリ「メディアトリガー(R)」と、配信システム「SmartSynchroCast(スマートシンクロキャスト)(*1)」は、6月12日(水)〜14日(金)に幕張メッセで開催される、「IMC TOKYO 2013(Interop Media Convergence)」(時代の先端をゆく技術や製品を発表するイベント)のBroadcaster"s Innovationエリアにて、展示及びデモンストレーションを行います。
さまざまな放送局が参加可能な全放送局対応の仕様ですので、すでにTOKYO MX、テレビ静岡、テレビ新広島、テレビ西日本などで、番組と連動した利用を計画しており、実際に放送された番組も展示いたします。
今後もフジテレビは、次世代放送通信連携システムにも対応する開発も進めてまいります。
*1:商標登録出願中です。
※参考画像は、添付の関連資料を参照