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丸紅など、洋上風力据付事業会社シージャックス社の日本子会社を設立
洋上風力据付事業会社シージャックス・インターナショナル社日本子会社設立の件
丸紅株式会社(以下「丸紅」)と株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)は、共同保有する欧州洋上風力据付大手シージャックス・インターナショナル社(以下「シージャックス社」)に関し、日本ならびにアジア地域における洋上風力発電市場への事業展開を目的とし、シージャックス社の100%グループ会社となる日本法人「シージャックス・ジャパン株式会社」を設立しました。
日本における洋上風力発電は、再生可能エネルギーへの注目とともに多数の新規発電所が計画されており、中長期的には主要な発電形態の一つになるものとして今後の市場拡大を見込んでいます。また近隣諸国においても政府支援等により洋上風力発電所の新規建設が見込まれており、将来的にはアジア地域全体において、世界を牽引する欧州と同規模の市場形成が期待されています。
丸紅は2011年11月に英国ガンフリートサンズ洋上風力発電所へ参画し、翌2012年5月にシージャックス社を買収して特殊船を用いた洋上風力発電所据付事業へ参入しました。シージャックス社は欧州において830MW以上の洋上風力発電タービン機器等の据付実績を誇り、現在もドイツにおいて大型洋上風力発電所(*1)の建設を行っております。こうした洋上風力発電に対する丸紅のノウハウ、シージャックス社の経験・技術を最大限に活用することで早期に日本並びにアジア市場向けに特殊船の新造や現有特殊船の展開を進め、地域全体における洋上風力発電の拡大へ貢献すべく活動を開始します。
丸紅は、これまで海外で累計96,000MWの発電所建設EPC(*2)実績を有し、また日本企業では最大となる全世界発電総量約30,000MW、出資持分換算で約9,000MWを保有(*3)、更に発電所の運転・保守事業への展開を進めています。こうした中、注力する再生可能エネルギーの中でも特に洋上風力発電は技術革新により大容量で高効率の発電技術として更なる拡大が見込まれており、今後もバリューチェーンにおける積極的な事業展開を進めて参ります。
(*1)Meerwind洋上風力発電所(ドイツ:288MW)
(*2)Engineering, Procurement & Construction
(*3)2013年3月末時点
<新設法人概要>
名称:シージャックス・ジャパン株式会社
所在地:東京都千代田区大手町1−4−2
代表者:上出 衛輔
設立:2013年5月31日
<シージャックス・インターナショナル社概要>
設立:2006年
所在地:英国ノーフォーク州グレートヤーマス
代表者:Blair William Ainslie
Web:http://www.seajacks.com
事業内容:洋上風力発電タービン・付帯設備据付事業
洋上オイル&ガスプラットフォーム向けサービス事業
<株式会社産業革新機構 概要>
設立:2009年7月
所在地:東京都千代田区丸の内1−4−1
代表者:能見公一
Web:http://www.incj.co.jp
以 上