日本ユニシス、山梨中央銀行にオープンシステムベースの「新勘定系システム」を導入

Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｓｅｒｖｅｒ（Ｒ）、ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ（Ｒ）を基盤とした

「新勘定系システム」が山梨中央銀行で稼動開始


　日本ユニシス株式会社（本社：東京都江東区、社長：籾井　勝人、以下　日本ユニシス）と株式会社山梨中央銀行（本店：山梨県甲府市、頭取：芦澤　敏久氏、以下　山梨中央銀行）は「ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ（Ｒ）」（注）を利用して、オープンシステムをベースとした「新勘定系システム」を開発し、２０１１年１月３日から稼動を開始しました。

　日本ユニシスは、長年にわたり地域金融機関向けのパッケージを提供してきており、特に地方銀行においては長年蓄えられてきたノウハウに基づき数多くの採用実績を持っています。

　「ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ」については、２００７年５月に稼動した株式会社百五銀行（本店：三重県津市、頭取：上田　豪氏）、２００９年１月稼動した株式会社十八銀行（本店：長崎県長崎市、頭取：宮脇　雅俊氏、以下　十八銀行）、２０１０年１月稼動した株式会社筑邦銀行（本店：福岡県久留米市、頭取：佐藤　清一郎氏、以下　筑邦銀行）、同年５月４日に稼動した株式会社紀陽銀行（本店：和歌山県和歌山市、頭取：片山　博臣氏）、同年５月５日に稼動した株式会社佐賀銀行（本店：佐賀県佐賀市、頭取：松尾　靖彦氏）に続き６行目の稼動となります。

　新勘定系システムは、２００７年１０月山梨中央銀行と日本ユニシス間でＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ採用の基本合意に基づき、同年同月から導入準備を開始し、このたびの稼動が実現しました。

　新システムの導入により、山梨中央銀行では、ＡＴＭ（現金自動預払機）でドルなど外貨預金の取引が可能となるほか、ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ採用行の優れた機能の取り込みや共同化の開発パワーにより、商品・サービス開発のスピードアップが図られます。また万一大規模災害でシステムがダウンした場合の復旧時間の大幅短縮も可能となるなど、同行のお客さまに対し、従来以上に高品質なサービスのタイムリーな提供が実現できます。

　本システムはマイクロソフト社のＷｉｎｄｏｗｓ　Ｓｅｒｖｅｒ　２００８／ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２００８を利用した最新オープン系基盤によるシステムで、システムの運用は日本ユニシスが提供する共同アウトソーシングセンターに委託します。

　日本ユニシスでは、今後もオープン勘定系システムの販売を継続して推進し、地方銀行からのさらなる受注拡大を目指していきます。


以上


【エンドースメント】今回の発表に当たり、以下のコメントをいただいています。

マイクロソフト株式会社　代表執行役　社長　樋口　泰行　氏
　山梨中央銀行様「新勘定系システム」の稼動開始を心からお祝い申し上げます。２００３年に勘定系システム「ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ」の基盤部分にＷｉｎｄｏｗｓ　Ｓｅｒｖｅｒ／ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒを採用いただいて以来、日本ユニシス様とマイクロソフト日本法人および米国本社チームが密接に連携して「ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ」のプロジェクトを推進してきました。　
　「ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ」は、システムの高い継続性と処理能力の確保、堅牢なセキュリティの実現等、ミッションクリティカルの勘定系システムに必要な機能を実現し、高く評価されております。山梨中央銀行様「新勘定系システム」では、Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｓｅｒｖｅｒ　２００８／ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ　２００８を搭載されたことで、さらに機能性の高いシステム基盤を実現されたものと期待しております。今後とも弊社では日本ユニシス様とさらに緊密に連携し「ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ」をより多くの金融機関様に展開いただけるよう支援させていただきます。


注：次世代オープン勘定系システム『ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ』

　既存勘定系システム資産と専門業務ノウハウ、最新ＩＴスキルを最大限に活用し、オープンプラットフォームで勘定系処理機能を提供する。『ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ』の主な特徴は以下のとおりです。

１．オブジェクト開発技法のコンポーネント化を実装し、銀行業務に最適なオブジェクトを導出したこと、これらをＳＯＡの考え方に基づきサービス単位でコンポーネント化（部品化）することにより、変化に対し柔軟性の高いシステムを実現。

２．テーブルウェア化の採用により、顧客層に応じたきめ細かい新商品／新サービスの提供や銀行経営戦略／収益構造変革へのスピーディな対応が可能。

３．オープン金融業務処理基盤「ＭＩＤＭＯＳＴ（Ｒ）」採用によるポータビリティ（移植性）を備えたシステム構造により、コストと安全性のベストバランスの継続的な維持が可能。

４．銀行システムの広範な範囲を、堅牢性の高いアーキテクチャを有するミッションクリティカル・サーバー「Ｕｎｉｓｙｓ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　Ｓｅｒｖｅｒ」、およびグローバルスタンダードなオープンプラットフォーム「Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（Ｒ）　Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｓｅｒｖｅｒ（Ｒ）」および「Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（Ｒ）　ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ（Ｒ）」にて提供し、バンキングシステム全体としての親和性と効率化を大幅に向上。

５．営業店事務を支援するチェック／省力化機能により、堅確化と合理化のさらなる促進を実現。


　※ＢａｎｋＶｉｓｉｏｎ、ＭＩＤＭＯＳＴは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
　※Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ、Ｗｉｎｄｏｗｓ、Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｓｅｒｖｅｒ、ＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒは、米国Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
　※Ｗｉｎｄｏｗｓの正式名称は、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍです。
　※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。


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