Article Detail
国際石油開発帝石、ロシア・ロスネフチ社と探鉱鉱区で協力協定締結
ロシア・ロスネフチ社との協力協定の締結について
(ロシア・オホーツク海北部 マガダン2及び3鉱区(探鉱鉱区)
国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、このたびロシア最大の国営石油会社ロスネフチ社(以下、ロスネフチ)と、ロシア・オホーツク海北部大陸棚に位置する探鉱鉱区であるマガダン2及び3鉱区(以下、本鉱区)に関する協力協定を締結いたしましたので、お知らせいたします。
<鉱区位置図>
※添付の関連資料を参照
本鉱区は、オホーツク海北部大陸棚マガダン沖約50−150kmに位置する沖合の探鉱鉱区であり、水深は約100〜200m、鉱区面積は28,082km2です。本鉱区が位置する周辺地域は、過去十分な探鉱活動が行われていないフロンティア地域ですが、石油・天然ガス発見が期待される有望なエリアです。
このたび締結した協力協定により、本鉱区における探鉱及び開発事業にかかる最終契約締結に向けた排他的交渉権がロスネフチから当社に付与されることとなります。最終契約締結後、本鉱区における探鉱作業を実施するため、当社はロスネフチとジョイントベンチャー会社を設立、現時点で当社は同社株式の33.33%を取得する見込みです。なお、当該ジョイントベンチャー会社は、探鉱成功時には開発及び生産にかかる作業を担うこととなります。
当社とロスネフチとの間のパートナーシップの構築により巨大な石油ガス埋蔵量を誇るロシアでの中長期的な当社の事業展開の拡大が期待されます。
当社は、INPEX中長期ビジョンにおける当社成長目標の一つである上流事業の持続的拡大のため、今後も大規模な石油・天然ガスの埋蔵量が期待されるフロンティア地域を含む有望地域での新規鉱区や優良資産の獲得機会を積極的に追求してまいります。
以上
<関連補足説明>
【ロスネフチ社の概要】
名称 :ロスネフチ
本社 :ロシア連邦モスクワ
CEO :イーゴリー・セチン(Mr.Igor Sechin)
沿革 :1993年に、旧ソ連石油・ガス工業省の機能を代行する機関「ロスネフチガス」として設立されたロシア国営石油会社。2013年3月、ロシア3位のTNK‐BPを買収したことにより、確認埋蔵量(石油換算で約339億バレル)、日産量(石油換算で約480万バレル)の規模で、世界最大の上場石油会社となった。
従業員数 :約218,000人
主たる事業 :ロシアを中心に、石油・天然ガスの探鉱・開発・生産事業を展開。