Article Detail
日本TI、ノイズ特性に優れた高出力電流LDOリニア・レギュレーターを発表
日本TI、業界をリードする超低ノイズ、高PSRRのLDO リニア・レギュレータを発表
ジッタを低減、ノイズ・フィルタを不要にし、電源設計を簡素化
日本テキサス・インスツルメンツは、非常に小型で使いやすいパッケージに封止し、ノイズ特性に優れ、PSRR(電源リップル除去比)が高い、2つの高性能な高出力電流LDO(低ドロップアウト)リニア・レギュレータを発表しました。新製品の『LP5907』(出力電流250mA)と『LP38798』(同800mA)は、10Hz〜100kHzの帯域において10μVrms未満の出力ノイズ特性を提供することから、広範な高性能アプリケーションにおいて、電源ノイズ除去用の高価で大きいフィルタ部品が不要です。製品の詳細、サンプルおよび評価モジュールについては、http://www.tij.co.jp/lp5907-pr-jpおよびhttp://www.tij.co.jp/lp38798-pr-jpをご覧ください。
【出力電流250mAの『LP5907』LDO】
『LP5907』LDOリニア・レギュレータは、携帯電話、タブレット、WiFiデバイスのRFおよびアナログ回路要件に対応しており、超低ノイズ、高PSRR、低消費電流、低負荷応答特性を提供します。『LP5907』は革新的な設計技術の採用により、バイパス・コンデンサなしで、業界をリードするノイズ特性を提供し、出力コンデンサのリモート配置を可能にします。このデバイスは1μFの入出力セラミック・コンデンサを使用した動作向けに設計され、数々の受賞実績を持つWEBENCH(R) オンライン設計支援ツール(http://www.tij.co.jp/webench-pr-jp)を使うことで、設計プロセスの簡素化と迅速化を実現できます。製品に関するビデオはhttp://www.tij.co.jp/LP5907-prv-jpでご覧ください。
【『LP5907』の主な特長と利点】
・10μVrms未満と非常に低い出力ノイズによって、ノイズに敏感なアプリケーションにクリーンな電源を供給
・1kHz時に75dBのPSRR特性によって、対象アプリケーションへの電源ノイズの侵入を低減
・非常に小型の0.65mm×0.65mm×0.40mmのmicro SMDパッケージを採用し、対象アプリケーションへの近接配置が可能
【出力電流800mAの『LP38798』LDO】
『LP38798』LDOリニア・レギュレータは、出力電流800mAの高性能リニア・レギュレータです。この製品は、基地局などのアプリケーションの敏感なRFやアナログ回路の各要件に対応しており、先進CMOSプロセスで実現されたユニークなリニア・トポロジによって、スイッチング電源のスイッチング周波数において、超低出力ノイズと高PSRR特性を実現します。『LP38798』は、セラミックとタンタルの両方の出力コンデンサに対して安定性が高く、1μFと最小の出力容量で安定動作します。
【『LP38798』の主な特長と利点】
・5μVrms未満と低い出力ノイズによって、ノイズに敏感なアプリケーションにクリーンな電源を供給
・10kHz時に90dBの高PSRR特性によって、対象アプリケーションへの電源ノイズの侵入を低減
・非常に小型の4mm×4mm×0.8mmのWSONパッケージで供給
『LP5907』と『LP38798』は、各種アプリケーションにおいて、低い消費電流で高い効率を提供する、TIの包括的なLDOリニア・レギュレータ製品ポートフォリオに追加された製品です。詳細はhttp://www.tij.co.jp/ldo-pr-jpから参照できます。
【供給、パッケージおよび価格について】
『LP5907』と『LP38798』の各LDO製品は、TIおよび販売特約店から量産出荷中です。『LP5907』は5ピン SOT−23(http://www.ti.com/lit/ml/mpds018i/mpds018i.pdf)、4ピン micro SMD(http://www.ti.com/lit/ml/mxbg207/mxbg207.pdf)、4ピン DSBGAの各パッケージで供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は0.23ドルです。『LP38798』は放熱用のサーマルパッド付きの12ピンWSON(http://www.ti.com/lit/ml/mpds488/mpds488.pdf)パッケージで供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は1.30ドルです。
【『LP5907』および『LP38798』の特性表】
*特性表は添付の関連資料を参照
TIの電源製品ラインナップの詳細は、こちらよりご参照ください。
・最適ソリューションの選択は、電源のトレードオフについても説明している
"Fundamentals of Choosing LDO and Switching Regulators(http://www.ti.com/LDOcourse-pr)"(英語)を参照
・低ノイズ・アプリケーション向けのLDO選択に関するビデオ(英語):
http://www.tij.co.jp/lownoiseLDO-prv-jp
・開発中のアプリケーションに最適なLDO選択方法を紹介するビデオ(英語):
http://www.tij.co.jp/pickLDO-prv-jp
・ノイズに敏感なアプリケーション向けリニア・レギュレータの選び方(http://www.ti.com/lit/an/slyt504/slyt504.pdf)(英語)
・LDO Quick Reference Guide(英語)のダウンロード:
http://www.ti.com/LDOguide-pr
・TIのPowerLab(TM) リファレンス・デザイン・ライブラリから、電源リファレンス・デザインをダウンロード:
http://www.tij.co.jp/powerlab-pr-jp
*製品画像は添付の関連資料を参照
※WEBENCHはTexas Instrumentsの登録商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
<テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて>
テキサス・インスツルメンツは(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する10万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:田口 倫彰、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。
<読者向けお問い合わせ先>
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL:http://www.tij.co.jp/pic
以上