Article Detail
キョーリン製薬HD、経営統合をめぐる沢井製薬への回答書簡を公開
沢井製薬株式会社に対する書簡の送付について
沢井製薬株式会社
代表取締役社長
澤井 光郎 様
貴社益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、貴社から受領いたしました本年12月16日付書簡におきまして、貴社は、貴社提案の「ハイブリッド型製薬企業構築のための経営統合提案」(以下「貴社統合提案」といいます。)を弊社がお断りしたことに関連して、更に詳細な説明を求めておられます。
貴社統合提案に関する弊社の見解は、本年12月7日付の弊社書簡に記載したとおりです。
弊社見解は、本年9月以降4回にわたる両社の社長会談を踏まえ、外部アドバイザーの助言も得た上で役員間で十分な議論を行って形成したものです。貴社と弊社を当事者として提案されているビジネスモデルに賛同できないことが貴社統合提案をお断りした理由ですが、既にご説明している範囲を超えて弊社見解の背景にある弊社の事業環境に対する認識及び戦略を詳細にご説明することは、同種事業を営んでいること等に鑑み、適当ではないと考えます。
弊社は、新中期経営計画「HOPE100−ステージ1−」を策定し、現在その達成に向けて努力しているところであり、同中期経営計画については、多くの株主の皆様からご支持いただいているものと理解しております。なお、同中期経営計画の具体的な進捗状況については、必要に応じて投資家の皆様にご説明させていただきます。
以上をもって貴社の本年12月16日付書簡に対する弊社からの返信とさせていただきます。
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
2010年12月27日
キョーリン製薬ホールディングス株式会社
代表取締役社長
山下 正弘