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日本IBM、クラウド・サービス「IBM SmarterCloud」の機能を拡充
クラウド・サービス「IBM SmarterCloud」の機能拡充
企業向けクラウド・サービスの活用から開発・管理環境までをトライアル可能に
日本IBM(社長:マーティン・イェッター、NYSE:IBM)は、企業の柔軟かつ効率的なIT活用を支援するクラウド・サービス「IBM(R) SmarterCloud」の拡充を図るため、IaaS(Infrastructure as a Service)でクラウド基盤を提供する「IBM SmarterCloud Enterprise(IBM SCE)」と、アプリケーションの開発環境とアプリケーション・ライフサイクル全体の管理機能を統合し提供するPaaS(Platform as a Service)のクラウド・サービス「IBM SmarterCloud Application Services(IBM SCAS)」の両サービスを強化します。機能強化した「IBM SCE R2.3」は「IBM SCAS」と合わせて最大60日間のトライアルを利用することができます。「IBM SCAS R1.1」は本年6月28日からグローバルでサービス提供を開始します。
「IBM SCE」は、全世界6カ所のIBMデータセンターを連携・統合しながら、世界中どこからでも同じサービスを利用できる企業向けパブリック・クラウド・サービスです。業界最高レベルとなるSLA(サービス・レベル・アグリーメント)で99.9%の高信頼性を提供し、経済性と高信頼性の両方を必要とする企業向けに適しています。
本日機能強化を発表した「IBM SCE R2.3」は、膨大なデータの保管に適したオブジェクト・ストレージをすべてのユーザーが利用できるようになりました。オブジェクト・ストレージは、オフィス文書、音声、画像、動画といった大容量のデータの保管に適したサービスで、世界中のどこからでも保管およびアクセスができるようになります。また、Windowsインポート・コピー機能をすべてのユーザーが利用できるようになりました。これにより、お客様所有のWindows ServerをIBM SCE上に導入して使用することも可能になります。さらに、「IBM SCE R2.3」では、価格を平均20%(64ビット構成、「コッパー」、Windows Serverの場合は39%)値下げしました。(*日本IBM調べ)
「IBM SCAS」は、クラウド・アプリケーションの開発環境とアプリケーション・ライフサイクル全体の管理機能を統合して管理できるため、迅速かつ効率的な開発や、管理の負担やコストを軽減できます。IBMが推進するパターン・ベースド・テクノロジーを実装しており、アプリケーションの開発、構成、統合、保守などに必要な情報をあらかじめ定義したパターンや仮想イメージを活用することにより、開発期間の短縮やライフサイクル管理の効率化、運用のセミオートメーション化を実現します。
本日機能強化を発表した「IBM SCAS R1.1」は、さらなる効率化を実現するため、モバイル・アプリケーション開発環境に適したパターンの追加、稼働中のVMの監視などの機能が追加されます。さらにデータベース・パターンの機能を強化し、DBのスナップ・ショットの取得やクローニングができるようになりました。
IBMは今後も、グローバルで信頼性の高いパブリック・クラウド・サービスの提供を通して、企業のビジネス変革を支援してまいります。
以上
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