Article Detail
IRジャパン、耐圧40Vの車載用パワーMOSFETシリーズCOOLiRFETを22品種発売
インターナショナル・レクティファイアー
耐圧40Vの車載用パワーMOSFETシリーズCOOLiRFET(TM)を22品種発売
〜低オン抵抗で、負荷の大きい用途でシステム効率を改善〜
パワー・マネジメント(電源管理)技術で世界をリードするインターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)株式会社(本社:東京都新宿区)は21日、車載用パワーMOSFETのCOOLiRFET(TM)シリーズ22品種を発売しました。いずれもオン抵抗(内部抵抗)が非常に低く、電動パワー・ステアリング(EPS)、ブレーキ・システム、および内燃機関の自動車やマイクロ・ハイブリッド車のプラットフォームなど負荷の大きい用途に最適です。
22品種とも、車載部品の品質規格AEC−Q101準拠の耐圧40VのnチャネルMOSFETで、IR社の確立されたGen12.7トレンチ技術を採用しています。パッケージはD2Pak−7P、D2Pak、D−Pak、TO−262、I−PAK、TO−220を用意しており、オン抵抗が極めて低いことが特徴です。最もオン抵抗が低いD2Pak−7Pパッケージに封止したAUIRFS8409−7Pは、最大定格電流240Aまで、ゲート−ソース間電圧10Vのときに最大値で0.75mΩと低い値です。この新しいデバイスは、効率、電力密度、信頼性を高め、導通損失が低く、アバランシェ特性が強化されています。この特性によって、これらの新しいCOOLiRFET(TM)デバイスを利用する多くの用途で、最先端のMOSFETよりも非常に低い発熱で動作します。
さまざまなパッケージで供給可能な車載用パワーMOSFETのCOOLiRFET(TM)シリーズは、低オン抵抗を実現しているため、システム全体のコスト削減に貢献すると同時に、高性能が要求される大電流の車載用途に対して非常に高効率なソリューションを提供します。
IR社の車載用MOSFETは、ゼロ・ディフェクトを目標とするIR社の車載品質イニシアチブの対象製品として、完全自動化されたウエハー・レベルの目視検査に加え、動特性や静特性の試験を行っています。今回の製品は車載部品の品質規格AEC−Q101に準拠し、この規格では1000サイクルの温度試験の後でオン抵抗の変動が20%未満であることが要求されます。今回の製品は、すべて鉛フリーで欧州の規制RoHS(特定物質の使用規制)に準拠しています。
データシートや品質基準は、IR社のホームページ(http://www.irf.com)から入手できます。Spiceモデルを用意しています。
10万個購入時の単価は、AUIRFU8401の0.39米ドルから、AUIRFS8409−7Pの1.70米ドルの範囲になる予定です(米国での参考価格)。データシートと画像データはIRジャパンのホームページ(http://www.irf-japan.com)から入手できます。
〔表 耐圧40Vの車載用パワーMOSFETシリーズ22品種の仕様〕
※添付の関連資料「表」を参照
<インターナショナル・レクティファイアー(IR(R))社について>
IR社はパワー・マネジメント(電源管理)技術のリーダーです。IR社のアナログIC、デジタルIC、アナログ/デジタル混在IC、最先端デバイス、電源のシステムや部品は、コンピュータの性能向上や、世界で最も電力消費の大きいモーターの省エネに貢献しています。コンピュータ、省エネ家電、照明器具、自動車、衛星・航空・防衛システムなどの主な製造企業は、次期製品の性能向上のためにIR社のパワー・マネジメント・ソリューションに頼っています。本社は米国のカリフォルニア州エルセグンド。ホームページはhttp://www.irf.comです。
注:COOLiRFET(TM)は、International Rectifier Corporationの商標です。IR(R)はInternational Rectifier Corporationの登録商標です。当資料に記載されるその他の製品名の商標はそれぞれの所有者に帰属します。
※製品画像は添付の関連資料を参照