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フィリップス、携帯サイズのコンパクト生体情報モニターを発売

2013-05-23

フィリップス、携帯サイズを実現したコンパクト生体情報モニタ
「IntelliVue MX40(インテリビュー エムエックス40)」を発売
−ケーブルレスで簡便なワークフローを実現し、患者さん、医療従事者の安心と安全を提供−



 株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社: 東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、本日5月20日より、コンパクト生体情報モニタ「IntelliVue MX40」の販売を開始することを発表しました。


 ※製品画像は添付の関連資料を参照


 「IntelliVue MX40」は、従来のテレメータ送信機と同等サイズで生体情報モニタの機能を実現した初めて(*1)の機器です。アラーム機能により、回復期の確実なモニタリング環境を構築するとともに、先進的なネットワークで医療従事者が患者さんの位置情報を把握したり、患者さん自身が通信エリアの中にいるか外にいるのかを自分で把握できるなど、患者さん、また医療従事者へ安心と安全を提供します。

 「IntelliVue MX40」の希望販売価格は、50万円で(税抜き、仕様により異なります)、国内初年度の販売目標台数は500台を見込んでいます。

 *1 フィリップス生体情報モニタにおいて


<「IntelliVue MX40」の特長>

 ・使用環境を問わないオールラウンドモニタ:
  「IntelliVue MX40」は2.8インチのタッチスクリーン付カラー液晶画面を装備し、当社の生体情報モニタであるIntelliVueシリーズと同様な操作を可能としています。画面上には波形や数値情報はもとより患者氏名を表示することで、これまでのテレメータ送信機では困難であった患者識別が可能となります。また、数値表やアラーム情報といった生体情報モニタとしての標準的な表示機能に加え、心電図電極、バッテリやアンテナ感度の各状態も常時確認が可能となっています。 
  「IntelliVue MX40」は医療現場からのニーズに合致した防滴構造で、感染の防止を配慮した突起部を無くしたリード接続部とすることで容易な取り扱いを実現し、電源にはリチウムイオン充電池を採用することで使い捨て電池を消費しない環境面に配慮した機器となっています。

 ・充実したモニタリング機能:
  「IntelliVue MX40」は、心電図、呼吸、SpO2(動脈血酸素飽和度)をはじめとした基本パラメータについて、IntelliVueシリーズ上位機種と同等の測定性能を有しています。心電図は3/5/6極リードから選択でき、特に循環器病棟等の心疾患患者のモニタリングに必須なEASIならびにHexadによるベクトル計算導出12誘導や、高い不整脈解析精度や連続的なQT/ST解析が可能です。SpO2は、低潅流や体動といった厳しい条件下でも測定が可能なフィリップス独自のFASTアルゴリズムを使用し、モニタの携帯時にも継続的な測定を実現します。

 ・安全な運用を実現する双方向通信:
  「IntelliVue MX40」に搭載されている無線送信機能は、家庭用内線電話に一般的に普及しているDECT技術であるITSとIEEE802.11 a/b/g規格のいずれかを選択可能で、これまでのテレメータ同様の運用が可能です。
  また、これらの無線技術は従来の医用テレメータでは不可能であった双方向通信を実現するとともに、医用テレメータの難点であるチャネル管理・ゾーン管理を不要にしました。
  特にITS方式では、アクセスポイントの配置による位置情報をセントラルモニタで確認することができ、患者さんの所在の把握を行うことができ、また患者さんがセントラルモニタでの表示圏外に出たこともお知らせする機能も付いています。
  また、セントラル装置側からのアラーム呼び出しや心電図の誘導切り替え、非観血血圧の測定開始など、双方向無線を活用して遠隔から操作が可能となります。

 ・最新のLAN環境に対応した高い汎用性:
  モニタリング装置、またモニタリング情報は病院内のどこでも利用可能である必要があります。
  「IntelliVue MX40」は院内の情報ネットワーク(LAN)と共通の設備を使用した運用も想定し、院内無線機器と同様の最新のセキュリティ技術に対応した設定が可能となっています。このことは医療機器に例外なく院内の無線機器を管理するうえでの要件を適用することができ、安全な院内インフラ環境を実現することができます。


 ・近距離のケーブルレスセンサ通信機能:
  「IntelliVue MX40」ではオプションでSRR(Short Range Radio:ショート レンジ レディオ)機能により拡張的なモニタリングが可能となります。既発売のケーブルレスNIBPセンサと組み合わせて非観血血圧を表示項目に追加したり、ベッドサイドモニタIntelliVue MP5(SRRオプション付き)を参照用ベッドサイドモニタとして使用したりするなど、患者さんとモニタ間のケーブルを接続することなくモニタ項目の追加やその参照をおこなうフレキシブルかつ簡便なモニタリングを実現します。


<「IntelliVue MX40」のメリット>
 ・これまでにない(*2)軽量・コンパクトな生体情報モニタ。患者さんが常に携帯可能。
 ・生体情報モニタとしての利用のみならず、テレメータ送信機としての利用も可能。
 ・双方向通信機能を活用した安全かつ安心な遠隔モニタリングを提供。
 ・上位機種と同等のモニタリング性能と操作性。
 ・医療者のニーズにこたえた防水や感染防止に配慮。
 ・SRR機能によるパラメータの拡張性。

  *2 当社比


【日本におけるフィリップスについて】
 株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、1953年に日本電子開発株式会社としてフィリップス製品の日本市場への輸入を開始し、いくつかの企業統合や社名変更等を経て2005年に社名を株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンに変更しました。現在は、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル等の事業部から構成されています。2008年には、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、同社は2010年に社名をフィリップス・レスピロニクス合同会社としました。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、フィリップス・レスピロニクス合同会社と合わせて約1,700名の従業員を擁し、全国約80ヵ所に事業所を展開しています。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp

【ロイヤル フィリップスについて】
 ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG,AEX:PHI)は、人々の生活の向上を目指して常に革新的であり続け、ヘルスケア、コンシューマーライフスタイル、ライティング分野において健やかで満ち足りた暮らしを提供する企業です。本社はオランダで、2012年の売上は248億ユーロ、世界100ヵ国以上に約116,000人の従業員を擁しています。循環器疾患ケアや急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーション、および男性用シェーバーやグルーミング、オーラルヘルスケアにおいてリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/


<製品に関するお問い合わせ>
 株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
 ヘルスケア事業部 お客様窓口 TEL:0120−556−494/03−3740−3213


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