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富士経済、“ヘアケア・ヘアメイク”“メンズコスメ”化粧品国内市場を調査結果を発表

2013-05-15

ヘアケア・ヘアメイク”“メンズコスメ”化粧品国内市場を調査(2)
―2013年見込―
ヘアケア・ヘアメイク 5,282億円(前年比0.8%増)◆
ノンシリコン人気でシャンプー市場拡大。アウトバス需要拡大でヘアトリートメント市場も活況。
◆メンズコスメティックス 1,062億円(前年比4.0%増)◆
パーソナルケア意識の高まりで拡大続く。整肌料は機能訴求が進み、UVケアアイテムは急拡大。



 総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 阿部 界 03−3664−5811)は、2013年2月から6分野44品目の化粧品の国内市場について、3回に分けて調査を行っている。その第2回目の調査結果を報告書「化粧品マーケティング要覧2013 No.2」にまとめた。
 この報告書ではヘアケア・ヘアメイク7品目、メンズコスメティックス6品目の国内市場を調査分析した。なお、第1回目のスキンケアとフレグランスは4月15日に発表しており、第3回目はメイクアップとボディケアの市場を調査分析し、結果を発表していく。


<調査結果の概要>
1. ヘアケア・ヘアメイク市場
 2012年    :5,238億円
 前年比     :100.6%
 2013年見込 :5,282億円
 前年比     :100.8%

 ヘアケア・ヘアメイク市場の3割近くを占めるシャンプーでは、2010年に発売された「レヴール」(ジャパンゲートウェイ)のTVCM大量投下や口コミサイトなどによってノンシリコンシャンプーの認知が急速に進み、人気となった。シャンプーの単価低下が続く中で、ノンシリコンシャンプーの登場は単価アップに繋がり、市場も拡大が続いている。しかし、シェアの高いトイレタリー系の主力ブランドは、ノンシリコンシャンプーへの需要シフトにより伸び悩んだ。ノンシリコンシャンプー人気は2013年も続いており、化粧品系メーカーやトイレタリー系メーカーからも投入されていることから、引き続き拡大が見込まれる。
 ヘアトリートメントは、アウトバストリートメントが拡大したほか、ノンシリコン訴求ブランドではリンス・コンディショナーをラインナップせず、シャンプーとヘアトリートメントのみを展開するケースが多いことから、ノンシリコンシャンプーと共にヘアトリートメントの需要も伸びた。
 なお、ヘアケア・ヘアメイク市場全体としては、リンス・コンディショナー、ヘアスタイリング剤、パーマネントウェーブ剤の需要低迷が続いたが、シャンプー、ヘアトリートメントの他、加齢による髪のハリ・コシの低下に悩むユーザーの需要を捉えた女性用スカルプケア、通販メーカーによるヘアカラートリートメントの展開が見られたヘアカラーが拡大した。また、サロンへの来店頻度低下が続き伸び悩んでいた業務用でも、家庭でのケアアイテム提案の一環として店舗販売に注力したことで拡大し、2012年のヘアケア・ヘアメイク市場は前年比0.6%増の5,238億円となった。2013年はシャンプー、ヘアトリートメント、女性用スカルプケアの好調が続き前年比0.8%増の5,282億円が見込まれる。

2.メンズコスメティックス市場
 2012年    :1,021億円
 前年比     :102.6%
 2013年見込 :1,062億円
 前年比     :104.0%

 スカルプケア意識が高まる中、シャンプー・リンスは、新ブランドの投入が相次いだことや、上位ブランドのマスプロモーションが積極的に行われたことで2012年は2桁増となった。
 フェイスケアは4割を占める顔拭きシートの需要が落ち込んだが、肌ケア意識も高まっており、化粧水などの整肌料や洗顔料が牽引し拡大した。特に整肌料では積極的な商品投入が続き、2012年には50億円を突破した。また、通販メーカーや訪販メーカーからの商品投入も見られ、女性用スキンケアと同様に美白やアクネ対応など機能を訴求する傾向が強まりつつある。
 ボディケアは、5割を占めるボディシャンプーの需要が落ち着いてきたが、清涼感とデオドラント効果を訴求したボディローションが拡大している。また、男性の紫外線対策意識の高まりを受け2012年にUVケアアイテムの積極的な商品投入が相次ぎ、2013年にはボディケアの1割を占めると見込まれる。
 なお、メンズコスメティックス市場全体としては、ヘアスタイリング剤が低迷しているが、男性のパーソナルケア意識の高まりとシャンプー・リンス、フェイスケア、ボディケアの牽引により、2012年は前年比2.6%増の1,021億円となった。2013年もこれらの好調が続き前年比4.0%増の1,062億円が見込まれる。また、若年層だけでなく、これまでファミリーユースの化粧品を共用していた中高年層が自身の悩みや志向に合致した商品を選ぶ方向に変わっていくことで今後も拡大が続くと予測される。


<調査対象>
 ヘアケア・ヘアメイク7品目 :シャンプー、リンス・コンディショナー、ヘアトリートメント、女性用スカルプケア、ヘアスタイリング剤、ヘアカラー、パーマネントウェーブ剤
メンズコスメティックス6品目 :メンズシャンプー・リンス、メンズスタイリング剤、メンズスカルプケア、メンズシェービング料、メンズフェイスケア、メンズボディケア


<調査方法>
 富士経済専門調査員による対象企業及び関連企業・団体等への直接面接取材


<調査期間>
 2013年3月〜4月


以上


 資料タイトル :「化粧品マーケティング要覧2013 No.2」
 体裁      :A4判 221頁
 価格      :100,000円(税込105,000円)
 調査・編集  :富士経済 東京マーケティング本部 第一統括部 第二部
           TEL:03−3664−5821 FAX:03−3661−9514
 発行所     :株式会社 富士経済
           〒103−0001東京都中央区日本橋小伝馬町12−5 小伝馬町YSビル
           TEL03−3664−5811 (代)FAX 03−3661−0165 e−mail:info@fuji-keizai.co.jp

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 URL:http://www.group.fuji-keizai.co.jp/ https://www.fuji-keizai.co.jp/

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