イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

ISID、地域金融機関の融資・営業プロセス改革を支援するサービスを提供開始

2013-05-11

ISID、地域金融機関の融資・営業プロセス改革をトータルで支援する
「BANK・R 4s」の提供を開始
〜業務再設計からシステム構築、人材育成までフルメニューで提供、
第一弾として滋賀銀行の新業務システムが本日より稼働〜


 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、地域金融機関の融資・営業プロセス改革を支援するサービス「BANK・R 4s(バンクアール フォース)」の提供を開始します。本サービスは、地域金融機関における融資審査や営業管理など、顧客に関わるすべての業務を顧客起点で再設計・構築し、その定着に至るまでをトータルで支援するものです。
 本サービス適用事例の第一弾として、株式会社滋賀銀行(本店:滋賀県大津市、代表取締役頭取:大道 良夫)における業務改革プロジェクトの業務再設計・構築フェーズが完了し、本日より新業務システムが稼働、定着化に向けたフェーズに入りました。


■背景■
 地域経済成長の要とされる地域金融機関では、収益力向上やコスト削減などを目的に、様々なBPR(業務プロセス改革)活動が推進されています。しかしながら、これまでは融資審査や営業推進といった個々の業務の自動化・標準化や、管理統制の強化など、金融機関側の視点で業務プロセスを組み立て、管理する手法が多く用いられてきました。今日、企業のビジネスモデルの多様化・複雑化はますます加速しており、金融機関が顧客と安定的な信頼関係を構築するためには、顧客の事業環境の変化を敏感に察知し、それを顧客サービスや経営判断に効果的に生かすことが、極めて重要な課題になっています。事務効率や管理強化を主軸においたBPR活動を個別の業務ごとに行うだけでは、その効果は限定的であり、むしろ顧客サービスの低下といった逆効果をもたらす可能性も示唆されています。


■本サービスの概要と特長■
 「BANK・R 4s」は、融資審査や営業推進など、顧客に関わるすべての業務を横断的に捉え、顧客起点で再構築するためのサービスです。これまで約80の金融機関に融資・営業支援システム「BANK・R」を提供してきたISIDのノウハウに、グループ会社である株式会社iTiD コンサルティングが保有する、製造業の設計・開発領域における業務分析や人材育成の手法を組み合わせ、「業務課題の可視化・分析」から、「顧客中心業務を実現するシステムの構築」、「定着を図るための人材育成支援」まで、一連のサービスとして体系化しました。(別紙 図1参照)

 「BANK・R 4s」は、以下のサービスメニューで構成されています。

(1)業務課題の可視化・分析
 本サービスでは、金融機関の経営資源である「データ」「業務サービス」「役割」「人・組織」の観点から、現状業務の状態を「顧客」を基準として整理します。ここでは、製造業が作業工程の重複や無駄をなくすために用いる分析手法を応用し、現状業務の関係性を客観的に表現することで、「情報の重複や連携不備」「役割・責任の分散」といった課題を浮き彫りにします。その上で、顧客視点からの「あるべき姿」と「実現可能な姿」を設定し、経営資源の再配置を行います。

(2)顧客中心業務を実現するシステムの構築
 各業務に共通する顧客情報を同一基盤上で一元管理し、顧客起点で再設計した業務の流れに沿って利用できるシステムを構築します。ISIDが新たに開発した「BANK・R コミュニケーション基盤」を活用することにより、これまで、営業支援やCRM支援、融資支援など、業務ごとに異なるシステムで管理していた情報を、「顧客」という切り口で一元的に入力・参照することができます(別紙 図2参照)。これにより、渉外担当者の顧客対応や本部の意思決定を、的確かつ迅速に行うことが可能となるだけでなく、入力業務の省力化などにより、渉外担当者の顧客コミュニケーション機会の増加も期待されます。

(3)定着を図るための人材育成支援
 BPRが最大限の効果を得るためには、再設計した業務プロセスと、それを支える業務システムの定着化が重要となります。本サービスでは、BPRの効果が継続的に浸透するよう、推進チームの組成と運営を支援し、部門ごとの業務シナリオ策定や教育スキームの確立など、人材育成の仕組みづくりまでをサポートします。


滋賀銀行における本サービスの活用について■
 滋賀銀行は、2010年4月に開始した第4次長期経営計画のビジョンを踏まえ、「顧客との対話力」の一層の強化に向けたBPR活動を推進してきました。本年4月には第5次長期経営計画がスタートし、改善された業務プロセスの浸透を通じて、より付加価値の高い金融サービスの提供に取り組んでいます。本日稼働した新業務支援システム「SUCCESS」は、これらの取り組みを支える情報基盤として構築されたもので、ISIDはBPR活動の当初からパートナーとして参画し、業務分析・再設計からシステム構築、今後の定着化にいたるまで、一連のサービスを提供しています。


 ISIDは本サービスの提供を通じて、地域金融機関における顧客コミュニケーションの質的・量的向上を支援し、地域金融機関と顧客の安定的な信頼関係構築に貢献することにより、地域経済の発展に寄与してまいります。


 ※≪別紙:BANK・R 4sのサービス提供イメージ≫は添付の関連資料を参照


<ご参考資料>
 【BANK・Rについて】
  地域金融機関の経営課題にフォーカスし、融資・審査や営業チャネル構築、リスク分析など、高い専門性が求められる領域の業務に特化したパッケージです。地域金融機関を中心に約80行にご利用いただいています。業務ごとに機能を分けたモジュールによって構成され、業務優先度の高いシステムから段階的にシステムを構築することができます。
  http://www.isid.co.jp/solution/finance/bankr.html

 【関連プレスリリース
  ・ISID、滋賀銀行の業務改革に向けた次世代業務支援システムを受注〜取引先とのコミュニケーションを起点とした業務の再構築を支援〜(2011年11月24日)
  http://www.isid.co.jp/news/2011/1124.html

 <滋賀銀行 会社概要>
  社名:株式会社 滋賀銀行
  代表者:代表取締役頭取 大道 良夫
  本社:滋賀県大津市浜町1−38
  URL:http://www.shigagin.com
  設立:1933年
  資本金:330億円
  従業員:2,324人(2012年3月31日現在)
  事業内容:普通銀行業務(預金、貸出、内国・外国為替、証券、その他付随業務)

 <電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
  社名:株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
  代表者:代表取締役社長 釜井 節生
  本社:東京都港区港南2−17−1
  URL:http://www.isid.co.jp
  設立:1975年
  資本金:81億8,050万円
  連結従業員:2,228人(2012年3月31日現在)
  連結売上額:638億6,900万円(2012年3月期)
  事業内容:1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。


 *本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。


Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版