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矢野経済研究所、ERP市場動向に関する調査結果を発表
ERP市場動向に関する調査結果2013
〜2012年は前年比12.6%増と2ケタ増、本格的にERPへの投資が回復〜
<調査要綱>
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて、国内のERPパッケージ市場に関する調査を実施した。
1.調査期間:2012年12月〜2013年3月
2.調査対象:国内ERPパッケージベンダー23社
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談
<ERP(Enterprise Resource Planning)パッケージとは>
ERPパッケージとは、基幹業務管理パッケージのことで、財務会計、人事給与、販売管理、生産管理など基幹業務データを統合する情報システムを構築するためのパッケージソフトウェアを指す。
<調査結果サマリー>
◆2012年のERPパッケージライセンス市場は前年比12.6%増と2ケタ増
2012年のERPパッケージライセンス市場は1,091億円(エンドユーザー渡し価格ベース)、前年比12.6%増となり、2ケタ増の成長を示した。同市場は、リーマンショックの影響で2009年にはいったん大きく落ち込み、その後も東日本大震災、タイの洪水の影響などもあり、2011年までは成長率は1ケタ台にとどまっていた。2012年には停滞期から脱し、再び本格的な成長トレンドに入ったと考える。老朽化したシステムのリプレイスや、事業の強化や業務プロセスの見直しを目的としたERPの新規導入などの案件が順調に増えており、市場は活性化している。
◆2013年は引き続き成長を見込む、2ケタ増を継続し前年比11.3%増と予測
2013年のERPパッケージライセンス市場は1,215億円(エンドユーザー渡し価格ベース)、前年比11.3%増と予測する。2013年は、景気が上向くことで、企業の投資は活性化し、ERPへの投資も順調に増加すると考える。また、海外拠点でのERP導入ニーズは、当面同市場を牽引する要因となる。グローバル化した日系企業では、海外事業の強化やサプライチェーンの最適化のためにITを活用するという意識は高く、海外拠点へERPを導入したり、グローバル全体でERPを統合したりする動きが加速している。
資料発刊資料名:「2012−2013 ERP市場の実態と展望」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C55102000
※以下、リリース詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照