Article Detail
CTC、M2Mプラットフォーム「deviceWISE」のトライアルサービスを開始
CTC、M2Mプラットフォーム「deviceWISE(TM)」のトライアルサービスを開始
FAやエネルギー管理などの検証用途でトライアルサービスを実施
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、北米を中心にM2Mソリューションを展開するILS Technology LLC.(CEO:Fred Yentz、本社:アメリカ フロリダ州、以下:ILST社)のM2Mプラットフォーム基盤技術と、CTCのシステム構築、運用ノウハウを組み合わせたM2Mプラットフォーム「deviceWISE(TM)」のトライアルサービスを本日より開始します。トライアルサービスでは、遠隔から必要なデータを収集し管理する仕組みをクラウドシステムで提供します。
CTCは、M2Mに必要となるデータ収集や機器の制御またはデータ蓄積といった基本機能を備えたM2MプラットフォームdeviseWISE(TM)のクラウドサービスの提供を昨年7月から行っています。大容量データ通信やクラウドサービスが普及する中、M2Mへの関心が高まっていますが、データ収集やデータの分析・加工、機器の制御を行うために、専用システムを独自に開発することが多いのが現状です。
deviseWISE(TM)は代表的なプロトコルに対応したデータ収集機能を持っており、個別プログラムの開発が不要であること、更に企業で利用されている既存のデータベースやアプリケーションシステムとの連携が容易であることから、短期間で高品質のM2M環境の構築が可能です。
建設業や製造業の企業を中心に、時間とコストをかけずに小規模からM2Mクラウドサービスを導入したいという要望や、導入に伴う技術検証を行いたいという要望が多くなってきたため、トライアルサービスを提供することになりました。
データを取得するためのセンサ・機器、集めたデータを集約するデータベースや表示・分析するためのアプリケーションはお客様が用意し、CTCはデータを取得したいセンサ・機器から、指定したデータベースやアプリケーションにデータを転送する仕組みをクラウドサービスで提供します。
deviseWISE(TM)のクラウドサービスを利用することで、従来は社内ネットワーク環境でしかできなかったデータの閲覧・管理が、インターネット回線などの利用により社内ネットワーク環境以外からもできるようになります。
今後は、建設会社やビル工事会社で、スマートコミュニティやスマートグリッドビジネスを見据え、建物のエネルギー管理システムや空調や照明などの管理も含めたビルディングオートメーションシステム、設備管理システムなどの検証を行う予定です。
最初のトライアルとして、工場の生産装置などの稼働情報を管理・制御する用途などに利用されるFAコンポネントの開発・製造大手である三菱電機株式会社(以下:三菱電機)にて、deviseWISE(TM)のクラウドサービスを利用することで、三菱FA製品「MES インタフェースIT」を使用した製造業の生産現場と生産管理のデモシステムでデータ収集する用途の検証を4月から開始しました。
現在、deviseWISE(TM)はILST社のデータセンターを利用し、クラウドサービスを提供していますが、今回のトライアルサービスを通して、サービスの検証を行い、更なるサービス拡充を目指します。
<M2Mトライアルサービス フロー図>
トライアルサービスの提供期間・コストについては、案件ごとに個別にご相談させていただきます。
*フロー図は添付の関連資料を参照
<ILS Technology LLC について>
ILST社は、既に全世界で250社を超える企業のM2Mシステムにプラットフォームを提供しており、製造メーカの生産管理システムや設備の遠隔モニタリング等、業界で最も包括的なM2M構築プラットフォームを確立しています。産業用オートメーションシステムを製品展開する国内外のメーカへの導入実績も豊富にあります。http://www.ilstechnology.com/
※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※deviceWISE(TM)は、ILS Technology LLC.のM2Mプラットフォームの登録商標です。
※MES インタフェースITは、MELSEC−Q シリーズをプラットファームとした生産現場とITインフラとの連携をシームレスに実現する三菱電機のFA製品です。
以上