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日本ショッピングセンター協会、3月のSC販売統計調査を発表
SC販売統計調査報告 2013年3月
既存SC前年比:2.8%
■売上高の概況■
2013年3月の既存SC売上高は前年同月比2.8%で、4ヶ月振りに前年を上回り、前月より5.6ポイント改善した。
今月は、気温上昇で春物衣料が好調であったことや、入卒や新生活需要に加え、桜の開花時期が例年より早まり花見商材が前倒しで売上を伸ばしたこと、休日が1日多かったことなどが重なり、全体を押し上げた。加えて、適宜な販促キャンペーンの投入や既存店の改装効果も出ている。特に大型衣料専門店が好調との報告が目立った。テナントは3.2%、キーテナントは1.8%であった。
立地別では小都市中心地域が−0.6%となったものの、全ての立地(総合)で2.7%を超えており、大きな差は見られない。
地域別では、全ての地域で前年を上回った。特に東日本(北海道3.3%、東北3.4%、関東3.3%)と中国(3.8%)は3%を超えた。春物衣料の動きがよかったことに加え、北海道では周年記念のイベントやリニューアル効果といった報告が見られた。
政令指定都市別でみると、広島が6.5%、川崎市が4.9%で伸長した。増床やリニューアル効果が主な要因である。仙台市はテナントは3.4%と前年を上回ったが、キーテナントは震災特需の反動もあり、厳しい結果になった。
*SC=ショッピングセンター
※本調査は、2011年12月末現在の全SC3,090SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し、調査したものをまとめた。
※集計SC 507SC 回収率 50.7%
※2013年よりSC総売上高(推計)は、年間総売上高のみとし、月次につきましては発表を控えさせていただきます。
*以下の資料は添付の関連資料「表1〜7」を参照
表−1 立地別・構成別 売上高伸長率
表−2 立地別・地域別 売上高伸長率
表−3 都市規模別・地域別 売上高伸長率
表−4 キーテナント業態別 売上高伸長率
表−5 立地別SC・キーテナント・テナント効率
表−6 既存SC移動平均(年間)
表−7 SC・百貨店・チェーンストア売上高前年対比