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カネカ、マレーシアで塩化ビニールペースト樹脂の生産能力を増強
塩化ビニールペースト樹脂事業、マレーシアで生産能力を増強
― アジアでの旺盛な需要に対応し、年産60,000トンへ ―
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、アジアでの旺盛な需要に対応すべく、100%出資子会社であるカネカペーストポリマーSdn.Bhd(本社:マレーシアパハン州、社長:高木龍一 以下、KPP)の塩化ビニールペースト樹脂(以下、塩ビペースト)の生産能力を年産約25,000トン増強し、年産60,000トンとすることを正式に決定した。稼働は2012(平成24)年末を予定しており、設備投資額は約30億円となる。
中国・東南アジアに加え、インド・中東も含めたアジアでは塩ビペースト市場が拡大している。KPPもフル生産の状況が続いており、今後も需要は更に拡大すると予測されている。今回の設備は既存の系列とは異なる乳化重合法の製法を採用し、現在供給している製品に加え、高粘度性や高発泡性が要求される付加価値の高い特殊品の生産も可能なものとなっており、能力増強のみならず特殊品の品揃えも拡充し、事業の更なる競争力強化を図る。
当社は、基盤事業の競争力強化と成長力の再構築を重点課題のひとつと認識し、事業構造の変革に取り組んでいる。塩化ビニール樹脂事業は、グローバルの視点では成長事業であるとの認識のもと、付加価値の高い塩ビペースト事業を強化し収益力を高めるとともに、更なる投資も視野にいれ、塩化ビニール樹脂事業全体の強化・拡大を目指す。
以 上
<カネカペーストポリマーSdn.Bhd>の概要
設立 :1999(平成11)年1月
事業内容:塩化ビニールペースト樹脂の製造・販売
資本金 :45百万マレーシアリンギット
代表者 :社長 高木龍一
本社 :マレーシア パハン州