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三菱総研DCS、企業内の印刷物向けにセキュアプリント・クラウドサービスを提供
三菱総研DCS、セキュアプリント・クラウドサービスを提供開始
〜セキュリティ強化とコスト削減を同時に実現〜
三菱総研DCS株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:木村高志/以下、DCS)は、株式会社スカイコム(本社:東京都台東区、代表取締役社長:荒武捷二/以下、スカイコム)が提供するセキュアプリントシステム『ザ関所』をベースとしたサービス、セキュアプリント・クラウドサービスの提供を2011年1月より開始いたします。
●サービス策定の狙い
DCSセキュアプリント・クラウドサービスは、企業内の印刷物に関するセキュリティ強化とコスト削減を同時に実現する画期的なソリューションです。
内部からの情報漏えい事故は後を絶ちません。JNSA(※)が本年7月に公表した、「2009年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」によると、情報漏えい事故の流出経路は2005年から2009年まで全て紙によるものが過半数を占めています。この事実は、印刷物のセキュリティ対策がいかに困難であるかを示しています。重要ファイルへのアクセスを制限するとともに、だれが、いつ、なにを印刷したのかというログを記録する必要があります。その上で、印刷物の放置を無くすなどの対策が重要です。
一方、印刷物に関するコスト削減は、あらゆる企業にとって非常に関心の高いテーマです。用紙やトナー、プリンタに関するコストは、500人以上の企業では年間で数千万円に上ります。ペーパーレス化、エコ印刷の徹底など、さまざまな対策を実施しても、利用者に任せてばかりでは、成果は期待できません。印刷コストを削減するためには、部署、個人単位で印刷数などの情報を正確に把握し、削減目標をできるだけ具体的にする必要があります。また、必要なときにいつでも状況を確認できるしくみも必要です。
これらの課題に対し、プリンタメーカーを中心に印刷情報の収集や認証プリントなどを実現するソリューションが提供されていますが、その多くは他社メーカーのプリンタに対応していない、同メーカーでも特定の機種のみサポートされているなどの制約があります。そのため、ソリューションの導入とあわせて社内すべてのプリンタを入れ替えるなど、莫大なコストが必要となる場合があります。
DCSは、このような背景を踏まえ、近年マルチベンダ認証印刷市場で圧倒的なシェアを有するスカイコムのセキュアプリント・ソリューション「ザ関所」を、クラウド型サービスとして提供することといたしました。このサービスを利用することで、お客様は企業内で行われる印刷のログ、印刷枚数などの統計情報の集中管理、本人だけが印刷を取り出すことで情報漏えいを防止する認証プリント、エコ印刷モードのデフォルト設定など、印刷物のセキュリティ強化およびコスト削減を実現するための機能を、既存のプリンタを入れ替えることなく低コストで利用することができます。
※以下、サービス詳細は添付の関連資料を参照