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日本オラクル、高速MPU搭載の「SPARC T5」サーバー4機種など提供開始
日本オラクル、世界最速のマイクロプロセッサを搭載した「SPARC」サーバー新製品を提供開始
〜「SPARC」サーバー製品群を刷新し、エンタープライズ・コンピューティングの
効率を再定義。オラクルのデータベースやミドルウェア、業務アプリケーションを
高速に実行〜
・日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は、「Oracle Solaris」が稼働する「SPARC」サーバー製品群に「SPARC T5」サーバー4機種と「SPARC M5」サーバー1機種を新たに追加し、本日より提供開始したことを発表します。
・昨今の企業環境においては、成長機会を見極めるためにビッグデータを最大限に活用・分析し、ソーシャル・メディア上の情報を市場トレンドの動向としてリアルタイムに取り込むコンピューティング処理能力が求められています。
・世界最速(*)のマイクロプロセッサを搭載した、中規模コンピューティング環境向けの「SPARC T5」サーバーは17個の世界記録(*)を樹立し、エンタープライズ・コンピューティングにおける業界最高水準のプラットフォームとして、オラクルのデータベースやミドルウェア、業務アプリケーションを高速に実行し、価値を最大化します。
*ベンチマーク結果:詳細は下記のサイト「Oracle Benchmark」(英語)でご覧いただけます:http://www.oracle.com/benchmarks
・「SPARC T5」サーバーに搭載されるプロセッサは、16個のプロセッサ・コアを搭載し、最大128スレッドを同時並列に実行します。クロック周波数は3.6GHz、16コア共有L3キャッシュを8MB搭載しています。「SPARC T4」プロセッサと比較して、プロセッサ・コア数を2倍、クロック周波数を1.2倍向上しています。
・大規模コンピューティング環境向けの「SPARC M5−32」は、クロック周波数3.6GHz、プロセッサ・コアを6個有する「SPARC M5」プロセッサを最大32個、6コア共有L3キャッシュを48MB搭載しています。プロセッサあたり最大48スレッドを同時並列に処理し、システムあたり最大1,536スレッドまで拡張可能です。前世代の「SPARC M9000」サーバーと比較し、処理速度を最大10倍向上(*)し、メインフレーム並の優れたハードウェア・ドメイン設定やRAS(**)機能を提供します。
*オラクル調べ
**信頼性・可用性・保守性
・既存の「SPARC T4」サーバーに、「SPARC T5」サーバーおよび「SPARC M5−32」サーバーが追加され、オラクルの「SPARC」サーバー製品群が一新されたことにより、小規模コンピューティング環境から基幹システムのプラットフォームまで広範にわたって網羅されます。
単一の共通コア・アーキテクチャ、1種類のオペレーティング・システム、システム共通の仮想化・管理ツール群により、1ソケットから最大32ソケットまで、クラウド環境の構築に要求される柔軟な拡張性を実現する最適なプラットフォームを提供します。また、さまざまなアプリケーション要件を満たし、厳しいサービス品質に迅速に対応することが可能です。
バイナリやソース・コード互換性を保証する「Oracle Solaris Guarantee Program」により、業務アプリケーションの可用性と新旧業務アプリケーションを複数稼働させることができます。
・「SPARC T5」サーバーと「SPARC M5−32」のお客様は、「Oracle Premier Support」を受けることで、オラクルの仮想化技術「Oracle VM Server for SPARC」や統合システム管理機能「Oracle Enterprise Manager Ops Center 12c」を追加コストなしで利用することができます。これにより、すべての「SPARC」サーバーで共通の仮想化機能を利用し、「SPARC T4」、「SPARC T5」、「SPARC M5−32」の各サーバー間でリソース管理をシンプルにすることができます。
■新しい「Oracle Optimized Solutions」:オラクル・ソフトウェアの実行に最適化され、実環境での検証とお客様による実証済みアーキテクチャ
・「SPARC T5」サーバーと、オラクルのストレージ、データベース、ミドルウェアの組み合わせにより、高い価値と性能を発揮する2つの新しい「Oracle Optimized Solutions」を発表しました。新しいソリューションは、アプリケーションの性能と可用性を最大化すると同時に、導入・運用コストを低減します:
−オラクル・データベース向け「Oracle Optimized Solution」:オラクル・データベースの価値を最大化し、他社の同等性能のサーバーで既存インフラをアップグレードした場合と比較して、最大480万ドルのコスト削減(*)が可能。
−「Oracle WebLogic Server」向け「Oracle Optimized Solution」:低コストで安全かつ高性能な業務アプリケーション実行基盤を素早く導入でき、他社の同等性能のサーバーを使用したシステムと比較して、3.4倍の処理性能(*)を実現。
*オラクル調べ
■本発表に向けたコメント
・オラクル・コーポレーション システムズ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるジョン・ファウラー(John Fowler)は次のように述べています。「オラクルは世界最速のマイクロプロセッサにより『SPARC』サーバー製品群を刷新し、データベースやJava、業務アプリケーションを高速に実行するサーバー製品の提供を開始しました。従来製品と比較して、『SPARC T5』サーバーと『SPARC M5』サーバーは、パフォーマンスを最大10倍向上し、中規模から大規模用途のエンタープライズ・コンピューティングに優れた価値を提供します」
・新しい「SPARC T5」サーバーと「SPARC M5」サーバーの詳細
仕様一覧:
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=237
「SPARC T5−2」サーバー
・形状:ラックマウント型
・プロセッサ:3.6GHz 16コア搭載「SPARC T5」プロセッサ 2個
・最大メインメモリ:512GB
・価格:5,830,552円から(税抜)
「SPARC T5−4」サーバー
・形状:ラックマウント型
・プロセッサ:3.6GHz 16コア搭載「SPARC T5」プロセッサ 4個
・最大メインメモリ:2TB
・価格:16,048,592円から(税抜)
「SPARC T5−8」サーバー
・形状:ラックマウント型
・プロセッサ:3.6GHz 16コア搭載「SPARC T5」プロセッサ 8個
・最大メインメモリ:4TB
・価格:29,127,074円から(税抜)
「SPARC T5−1B」サーバー・モジュール(「Sun Blade 6000」用モジュール)
・形状:ブレード型
・プロセッサ:3.6GHz 16コア搭載「SPARC T5」プロセッサ 1個
・最大メインメモリ:256GB
・価格:2,736,091円から(税抜)
「SPARC M5−32」サーバー
・形状:ラックマウント型
・プロセッサ:3.6GHz 6コア搭載「SPARC M5」プロセッサ 32個
・最大メインメモリ:32TB
・価格:65,937,553円から(税抜)
※製品の写真は添付の関連資料を参照
※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照
*OracleとJavaは、Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
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