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DHL Express、アジア太平洋−南北アメリカ大陸間とイントラアジアの輸送体制を強化

2013-04-13

DHL Express、アジア太平洋−南北アメリカ大陸
およびイントラアジアの輸送体制を強化

 ・アジア−米国およびイントラアジアの新規ネットワーク導入およびトランジットタイムの短縮
 ・日本市場から米国への翌日配達を標準に
 ・米国−日本間のノンストップ運航により、南北アメリカ大陸から東日本への同日配達エリアを拡大
 ・オーストラリアへの貨物輸送能力を増強



 国際エクスプレスとロジスティクスのグローバルリーダーであるDHL Expressは、大陸間およびイントラアジアにおけるサービスの大幅な向上を発表しました。ワイドボディ(広胴型)の航空機をDHLのグローバルエアネットワークへ追加投入し、イントラアジアの接続を調整することで、主要な貿易レーン、特に南北アメリカ大陸・アジア間をご利用のお客様に対し、サービスの利便性向上を図ります。これら一連の強化策は2013年4月末より開始されます。

 DHL Expressアジア太平洋地区CEOのジェリー シューは、次のように述べています。「DHLネットワークへの効率性の高い貨物機の新規投入および戦略的なスケジューリングにより、南北アメリカ大陸、アジアの3大陸に存在する数多くの市場に優位性を提供します。アジア・米国間の貿易は、2020年まで毎年10%成長する(※1)と予想されています。我々は、今日の世界最大貿易レーンにおける双方向の継続的な成長をサポートするため、アジア・米国間のサービスを改善し輸送能力を増強します。これにより、DHLはお客様のさらなる成功を強力にサポートします。」

 今回のネットワーク強化のポイントの一つ目は、日本と南北アメリカ大陸のハブである米国、シンシナティへのダイレクトフライトの導入です。日本の製造業の中心である中部からシンシナティへの接続は、中部・西日本からの所要日数を従来より1日短縮し、DHLが直接集配を行っている日本全域から米国中西部・東部への翌日配達を実現します。また、DHLは国際エクスプレス業界で唯一、中部国際空港を拠点としたエアネットワークを構築していることから、中部地区で最も遅い集荷受付締切時間にて翌日配達を実現します。さらに戻りのシンシナティ・東京間のコネクションにより、米国、カナダおよびラテンアメリカから日本への輸入貨物の同日配達地域を、東京郊外と東京近郊都市へ拡大します。両ルートはともに、搭載能力100トン以上のボーイング747−400機が運航します。

 ※1 Beyond Asia:new patterns of trade,Ernst & Young,
  http://www.ey.com/Publication/vwLUAssets/Beyond_Asia:_new_patterns_of_trade_in_Asia-Pacific

 主要なネットワーク強化の2点目は、オーストラリアへの接続を週2日から週4日とする頻度の向上です。大陸間ネットワークおよび日本を経由した貨物の積み替えにより、米国・オーストラリア間の接続を強化し、同時に北アジアの主要市場からオーストラリアへの輸送能力を戦略的なスケジューリングで追加します。これにより、オーストラリア(シドニー)から日本(成田)への所要日数が短縮されます。新たなルートは、55トン以上の搭載能力を持つボーイング767−300ERFが運航します。

 さらに、日本の中部、台湾の台北、韓国の仁川間を新たにワイドボディ(広胴型)の貨物機で直接接続することにより、同地域内のエクスプレス輸送能力を増強します。この路線を中部・シンシナティ間ネットワークへつなぐことで、日本、台湾、韓国、3つのアジア市場から米国に向け出荷するお客様に対し、さらなる輸送能力を提供します。

 アジア太平洋地区ネットワークオペレーションおよびアビエーション部門シニアバイスプレジデントであるショーン ウォールは次のように述べています。「今回のネットワークの拡充により、日本、台湾、韓国という3つのアジア主要市場からの米国向け貨物についてより遅い集荷受付締切時間が可能になります。この拡充は、DHLが日本でサービスを提供する全地域において、米国向けの翌日配達を可能にします。また、日本およびオーストラリアへの接続性も大幅に改善します。本投資は、これらの利便性向上にとどまらず、アジア太平洋域内の継続成長のためのプラットフォームとなります。」

 ボーイング747−400およびワイドボディのボーイング767−300ERFは、DHLのパートナーであるポーラーエアカーゴによって運行されます。

 DHL ジャパンの代表取締役社長である山川丈人は、次のように述べています。「自動車、機械、電機、航空機、精密機器等、日本経済の根幹を成す製造企業が集積する中部は、国際エクスプレスのグローバルリーダーであるDHLにとって最重要地区の位置づけにありますが、特にお客様にとっても最重要貿易相手国の一つである米国とダイレクトに接続する意義は大きいといえます。今後も、同空港にネットワークフライトを就航させている唯一のグローバルインテグレーターとして、より一層のスピードと信頼性の高いサービスを提供するべく、輸送能力やサービスの強化に努め、DHLの日本におけるリーディングポジションの更なる強化を図っていきます。」

 また、中部国際空港株式会社代表取締役社長の川上博氏は次のように述べています。「今回のセントレアからの北米並びに上海の新たなサービスの開始を心から歓迎いたします。特に中部と北米をダイレクトにつなぐ今回の貨物便就航は、中部経済界にとっても待望のものです。DHLによる中部を拠点とした今回の複数エアルートの拡充は、中部地区の経済活性化にとって強力な後押しであり、中部国際空港としても、地元と連携を図ると共に、DHLの良きパートナーとして協力してまいります。」


【DHLの概要】

DHL−世界のロジスティクス企業

 DHLはロジスティクス業界のグローバルマーケットリーダーであり、まさに世界のロジスティクス企業です。世界各地の市場を熟知しているDHLは、国際エクスプレス(国際航空貨物輸送)、航空・海上貨物、陸上・鉄道輸送、コントラクトロジスティクス、国際メール便サービスを展開しており、世界220以上の国・地域を結ぶグローバルネットワークと約28万5千人の従業員の専門知識を活用し、お客様のサプライチェーンに関する要件を満たす、優れたサービスのご提供をお約束します。また、DHLは社会的責任を果たすべく、環境保護、災害時の緊急対策、教育活動への支援にも積極的に取り組んでいます。
 DHLは、ドイツポストDHL傘下のブランドで、グループ全体の2012年度の売上は550億ユーロにおよびます。


【日本におけるDHL】

 従業員数:約3,700名
 車両数:1,300台
 国内拠点数:270以上(ゲートウェイ、オフィス、サービスセンター、ターミナル、倉庫)


【DHL ジャパン株式会社】
 社名:DHL ジャパン株式会社
 本社所在地:東京都品川区東品川1丁目37番8号
 代表取締役社長:山川 丈人
 詳しくはDHLウェブサイト(http://www.dhl.co.jp)まで

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