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免疫生物研究所、「Mac−2(ガレクチン−3)結合タンパク質測定キット」を販売開始

2013-04-12

「Mac−2(ガレクチン−3)結合タンパク質測定キット」の開発および
新製品の販売開始について



 当社は、大阪大学大学院 医学系研究科 保健学専攻・機能診断科学講座(三善英知教授ら)との共同研究により、Mac−2(ガレクチン−3)結合タンパク質(Mac−2 binding protein、以下「Mac−2bp」という)の血中濃度を測定するキットを開発し、本日、平成25 年4月8日付で新製品として販売を開始いたしますのでお知らせいたします。


【概要】
 非アルコール性脂肪性肝疾患(Non−alcoholic fatty liver disease、以下「NAFLD」という)は非進行性の単純性脂肪肝と、炎症や線維化を伴い肝硬変症や肝癌に進展しうる非アルコール性脂肪性肝炎(Non−alcoholic steatohepatitis、以下「NASH」という)に分類されますが、両者を診断することは非常に重要です。大阪大学の三善英知教授らは、NASH の新しいバイオマーカーとして、Mac−2bpという糖タンパク質を見出しており、その他のNAFLDとの鑑別に重要であることを報告しております。
 今回共同で開発したELISAキットで測定される血中Mac−2bpレベルは、健常者、単純性脂肪肝患者と比較して、NASH患者で有意に上昇することを確認しました。さらに、Mac−2bpレベルは、NAFLD患者における肝臓の線維症進展を予測できることも確認しました。これらの結果は、血中Mac−2bpレベルの測定が、NASH鑑別に向けたバイオマーカーとして潜在的な有用性を裏づけると同時に、NAFLD重症度の予測に役立つことを示しております。なお本成果は、国際誌『Proteomics Clinical Applications』に掲載予定です。また、本年6月に東京で開催される肝臓学会で発表されますので、併せてお知らせいたします。
 このように血中Mac−2bpの測定は、今後、関連するNAFLDやNASHをはじめとした脂質代謝の臨床研究に寄与することが期待されます。


【製品情報】
 1.販売開始予定日:2013年(平成25年)4月8日(月)


 2.製品概要:

   製品番号:27362
   製品名:Human Mac−2bp Assay Kit − IBL
   規格:96Well(40検体分)
   価格:¥98,000
   保存方法:2〜8℃


 3.使用目的:ヒトの血清・EDTA血漿中、および培養上清中のMac−2(ガレクチン−3)結合タンパク質の定量用


以上

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