Article Detail
野村不動産アーバンネット、10月1日時点「住宅地地価動向」「中古マンション価格動向」の調査結果を発表
野村不動産アーバンネット実勢調査 第88回
2010年10月1日時点首都圏「住宅地地価」と「中古マンション価格」の動向
〜住宅地地価四半期変動率は安定化傾向、中古マンション価格は弱含みの兆し〜
野村不動産アーバンネット株式会社(本社所在地:東京都新宿区 代表者:取締役社長 金畑 長喜)は、10月1日時点の「住宅地地価動向」「中古マンション価格動向」の調査を実施いたしました。この度、調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
【調査結果のポイント】
■7−9月期の特徴
首都圏エリアの住宅地調査地点の7割以上が「横ばい」を示し、価格横ばい傾向が継続しています。
◆住宅地地価は首都圏エリア平均で0.0%(前回0.9%)の変動率となりました。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が16.4%(前回24.3%)、「横ばい」が70.7%(前回64.3%)、「値下がり」が12.9%(前回11.4%)となりました。年前半はやや強含みで推移した住宅地地価でしたが、今回はより安定化した傾向を示しました。
◆「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で▲0.3%(前回0.9%)の変動率となり、6四半期ぶりのマイナスとなりました。
四半期比較で「値上がり」を示した地点が11.1%(前回27.8%)、「横ばい」が69.0%(前回59.3%)、「値下がり」が19.9%(前回13.0%)となりました。横ばい地点数が7割近くを占めているものの、値下がり地点数はやや増加しており、中古マンション価格に弱含みの兆しも見られます。
■2009年10月−2010年9月の年間ベースでの特徴
年間ベースでは、首都圏エリアの住宅地で「値上がり」地点割合が前回に続き4割以上と高水準でした。
◆年間ベースの地価変動率の推移を見ると、首都圏エリア平均で2.2%(前回1.9%)となり、2008年1月以来の2%超えとなっています。
地点割合の年間比較では、「値上がり」が前回と変わらず43.6%、「横ばい」は27.9%(前回28.6%)、「値下がり」が28.6%(前回27.9%)となりました。
◆年間ベースの中古マンション価格変動率は、首都圏エリア平均で1.7%(前回2.1%)となりました。
地点割合の年間比較では、中古マンションの「値上がり」地点割合は42.6%(前回47.7%)、「横ばい」が26.4%(前回29.2%)、「値下がり」が31.0%(前回23.1%)となりました。四半期比較では平均変動率がわずかにマイナスとなったものの、年間ベースでは3四半期連続でプラスを維持しています。
※リリース詳細は、添付の関連資料を参照