エムスリー、中国でのインターネットを活用した医療関連サービス展開で合弁事業を開始

中国における合弁事業開始に関するお知らせ


　当社は、平成２５年３月２７日開催の取締役会において、中華人民共和国（以下、中国）におけるインターネットを活用した医療関連サービスの展開を目的として、北京金葉天盛科技有限公司（本社：北京市、以下「天盛」）と共同で合弁事業を開始することを目的とする契約を締結すること、およびこれに伴ないKingyee　Co．，Limited（本社：ケイマン諸島、天盛の関係会社、以下「Kingyee」）の株式の一部を取得し子会社化することを決定いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。


　　　　　記

１．合弁事業開始の背景及び内容
　天盛は、医療事業として中国におけるNo．１の知名度を誇る「新編全医学大辞典」、「医学文献王」等の医師向けソフトウェアの開発販売、製薬会社向けのマーケティング支援に加え、４０万人以上の医師が利用する医師向けポータルサイト「医脈通」の運営等を行っております。今後、天盛は当該医療事業をグループ内再編により、Kingyeeが今後設立予定の中間持株会社を通じて間接的に保有する中国所在の子会社に承継することを予定しております。
　一方、当社は、日本において医療従事者専門サイト「m３．com」を運営しており、２３万人を超える医師会員に対して医学関連情報を配信し、製薬業界を中心にマーケティング支援サービスや治験支援サービス等を提供しております。また、日本のみならず米国、英国、韓国など海外への事業展開を積極的に進めており、平成２５年３月期の第３四半期からは、中国においても現地の製薬会社をクライアントとして事業を開始いたしました。

　このたび、当社と天盛は、当社がKingyeeの既存株主であるTiantian　Co．，Limited（本社：ベリーズ、天盛の関係会社、以下「Tiantian」）からの株式取得およびKingyeeの増資引受を通じて、Kingyeeを合弁会社とした上で、両社で合弁事業を開始することを合意いたしました。当社のKingyeeへの投資額は総額約１２億円、出資比率は、当社５０％、Tiantian５０％の予定です。これに加えて、当社はKingyeeに過半数の取締役を派遣することにより、Kingyeeは当社の連結子会社となります。

　当社と天盛は、合弁会社を通じて、中国当局による法人設立等の許認可を前提に、本年後半を目処に合弁事業を開始する予定です。天盛の医療事業の持つ中国医師・製薬企業との幅広いネットワークおよび高いIT開発能力と、当社の医師向けポータルサイト運営および製薬企業向けマーケティング支援ノウハウ等を組み合わせることにより、中国においてインターネットを活用した医療関連サービスの本格展開を進めてまいります。また、既に開始している中国での事業も合弁事業に統合していく予定です。


　※以下、「２．合弁会社（異動する子会社）の概要」などリリースの詳細は添付の関連資料を参照