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カネカ、透析シャント用高耐圧PTAバルーンカテーテルの新グレードを販売開始

2013-03-29

透析シャント用高耐圧PTAバルーンカテーテルの新グレードを開発
―製品名を35YOROI(サンゴーヨロイ)とし、本年3月より販売開始―


 株式会社カネカ(本社:大阪市 社長:菅原公一)は透析シャント(*1)の狭窄や閉塞の治療用の高耐圧PTAバルーンカテーテル(*2)の新グレード(製品名:35YOROI)を開発し、本年3月より販売開始した。本製品は100%出資の子会社である株式会社カネカメディックス(本社:大阪市、社長:古吉重雄)を通じて販売する。

 (*1)血液透析を行う際に十分な血液量を得るために、腕の動脈と静脈を直接つなぎ合わせたもの。
 (*2)医療用に用いられる中空の柔らかい管の一種で、管の先端に拡張・収縮が可能な小さなバルーン(風船)がついたもの。シャントの狭窄や、閉塞が起こってしまう事が有り、切開して新しい場所にシャントを作り直す外科的手術もあるが、せっかく作ったシャントを出来るだけ長持ちさせ、患者様あたりの外科的手術の回数を減らす手段として、血管内でバルーンを膨らませて治療するPTA(経皮的血管形成術)が普及している。

 当社は透析シャント用のPTAバルーン「大銀杏シリーズ(保険分類:標準型)」「不知火シリーズ(保険分類:特殊型)」、30気圧まで加圧可能な「YOROI(保険分類:特殊型)」を既に発売しており、医療機関より高い評価を得ている。「YOROI」はこれまでに10,000本以上が使用され、高度狭窄・閉塞病変においても有効な拡張効果を示している。治療目的や医師の手技に合わせ「YOROI」より太いガイドワイヤーと併用して使用する、保険分類が標準型の製品開発の要望が高まっていた。当社はこの要望に応え「YOROI」の製法を生かした、カテーテル外径が4フレンチ(約1.2mm)超の「35YOROI」を開発した。バルーン部分は中間層に特殊繊維を編みこんだ3層構造となっており(添付写真参照)、通常のPTAバルーンカテーテルの最大拡張圧が20気圧前後であるのに対し、30気圧を実現し、圧を上げてもバルーン外径が大きくなり難く、正常血管への余分な負荷を与えないノンコンプライアント性能も備えている。


 ※製品画像は添付の関連資料を参照


 通過性能と耐圧性能を重視した「大銀杏II」・「不知火シリーズ」、高耐圧とノンコンプライアント性能重視の「35YOROI」・「YOROI」の4タイプをラインアップすることにより、透析シャントPTA分野での更なるシェアアップを目指す。


以上

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