野村総研、自賠責保険の業務を総合的にサポートする「ins−CALI」サービスを提供開始

自賠責保険の業務を総合的にサポートする
「ins−CALI（インスカリ）」サービスの提供を開始
〜朝日火災海上保険およびセコム損害保険が採用〜


　株式会社野村総合研究所（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：嶋本　正、以下「NRI」）は、保険会社において自動車損害賠償責任保険（以下「自賠責保険」）（※１）の業務をサポートする「ins−CALI（インスカリ）（※２）」サービスの提供を開始しました。
　朝日火災海上保険株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：添田　智則）は昨年８月２０日から、また、セコム損害保険株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：尾関　一郎）は同じく１２月１７日から、それぞれ「ins−CALI」の業務利用を開始しています。
　「ins−CALI」は、NRIが管理・運用するSaaS（※３）形式の共同利用型サービスで、以下の特長があります。

■自賠責保険に関わる保険会社の業務を総合的に支援
　契約管理、満期・継続管理、事故支払、証明書管理業務など、自賠責保険に関わる一連の事務処理を総合的、包括的に支援します。また、必要に応じて、パンチデータの入力やはがき印刷などのサービスも利用できます。

■料率改定や規制緩和など、各種の制度変更に対して確実に対応
　近年、損害保険の保険料率は毎年のように改定され、各種の制度変更等も頻繁に発生しています。自賠責保険も例外ではありません。また、国土交通省では、自賠責保険に関わる事務改善のための規制緩和についても検討しています。NRIは、これらの料率改定や制度変更等に関する情報収集を随時行っており、「ins−CALI」サービスに確実に反映させます。

■共同利用型サービスにより、システム運用の負荷・コストを大幅に軽減
　自賠責保険の業務システムを自社で構築・運用する場合に比べ、「ins−CALI」をご利用いただくと、以下のような利点があります。

　・保有システム資産の圧縮、初期導入費用・固定費の軽減
　・短期間でサービスの導入・開始
　・保守・運用にかかる人的・コスト的負荷の軽減
　・ブラウザが利用できれば、既存の端末で利用可能（専用端末は不要）

　NRIは、今回提供を開始した「ins−CALI」や、従来より提供している自賠責保険共同代理店システム「e−JIBAI（イージバイ）」（※４）などの共同利用型サービスを通じて、今後も自賠責保険業務の効率化とサービス品質の向上を支援します。

　※１：自賠責保険は、原動機付自転車（原付）を含むすべての自動車に、加入が義務付けられている強制保険です。保険内容や事務処理内容が国土交通省の定める「自賠責保険制度」によって定められており、自賠責保険業務を扱うすべての損害保険会社は、同一内容で自賠責保険を提供しています。
　※２：「ins−CALI」という名称は、ins（insurance：保険）、CALI（Compulsory　Automobile　Liability　Insurance：自賠責保険）から名付けました。他の保険種目でのサービス拡大を考慮し、「ins−」の後ろには保険種目がわかるネーミングとしています。今回は自賠責保険ですので、英語での自賠責保険（Compulsory　Automobile　Liability　Insurance）の略である「CALI」としました。
　※３：SaaS（Software　as　a　Service）とは、ユーザが必要とする機能だけをネットワーク経由で利用できるソフトウェアの配布形態のことで、それらを提供するサービスやシステムを指す場合もあります。
　※４：e−JIBAIは、自賠責保険の加入者および代理店の利便性向上や事務処理コストの軽減を狙いとして、損害保険会社等とNRIが共同開発したシステムです。システム開発コストの圧縮を目的に、自賠責保険証明書の作成機能、申込データの振り分け機能、代理店からの保険料送金機能などを有しています。詳しくは下記URLを参照ください。
　http://www.nri.co.jp/products/kinyu/insurance/ejibai.html


【ご参考】
　・「ins−CALI」のサービスイメージ
　・「ins−CALI」が提供するサービスメニューと機能

　　＊添付の関連資料を参照