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日立オムロンターミナルソリューションズ、ATM事業関連の生産機能を子会社に統合
ATM・端末事業における生産体制の基盤を強化
国内に分散する生産機能を子会社に集約し生産効率を向上
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長兼CEO:堀 一哉/以下、日立オムロンターミナルソリューションズ)は、日立オムロンターミナルソリューションズを含む日立グループ4社など国内拠点に分散しているATM事業関連の生産機能を、2011年4月1日付で子会社1社に統合します。これにより、国内生産オペレーションの最適化と重複業務の集約など国内生産体制を強化し、生産効率をさらに高めていきます。また、日立オムロンターミナルソリューションズは、営業、開発機能に加えて、国内、海外生産拠点の統括組織として、生産企画・計画、生産技術、部品調達、品質保証などの機能に経営資源を集中し、さらなる事業体制強化を図ります。
今回の新たな生産体制構築にあたって、日立オムロンターミナルソリューションズの子会社である株式会社日立旭ソリューション(本社:愛知県尾張旭市)は、株式会社日立アイイーシステム(本社:愛知県稲沢市)の子会社である株式会社アイイーメカトロニクス(本社:愛知県豊川市)のATM・端末生産事業を会社分割により承継するとともに、会社名を日立ターミナルメカトロニクス株式会社(以下、日立ターミナルメカトロニクス)とします。また、日立ターミナルメカトロニクスには、本事業承継に加え、日立オムロンターミナルソリューションズで行っているATMを中心とする装置組立てなどの製造機能と、株式会社日立アイイーシステムで行っているATM関連板金部品の加工業務を移管します。日立ターミナルメカトロニクスにATM関連の生産機能のすべてを集約することにより、生産における技術・技能の向上と知識・ノウハウの集中を図り、生産リードタイムを短縮するなど、さらなる生産体制の基盤を強化します。
現在、日立オムロンターミナルソリューションズは、今回再編する国内拠点と、中国の日立金融設備系統(深)有限公司とフィリピンのHitachi Terminals Mechatronics Philippines Corporationの海外拠点により、グローバル生産体制を構築しています。日立オムロンターミナルソリューションズは、これまで国内市場に対してセキュリティニーズに対応した指静脈認証搭載ATMをはじめ、顧客の多様なニーズに対応した製品とさまざまなソリューションを提供するなど、市場をリードしてきました。国内市場とともに、ATMの導入が進む中国市場においても先駆者としてトップシェア(*1)を維持しています。今後も成長が進むグローバルATM市場に対応するため、国内外の最適な生産オペレーションが求められています。今回の再編により、国内市場向けの生産体制を最適化し、グローバルでさらに競争力ある生産基盤の構築を実現します。
(*1)2009年度出荷台数ベース。日立オムロンターミナルソリューションズ調べ。
※「吸収分割当事会社の概要」などリリース詳細は、添付の関連資料を参照