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NTT−AT、現場向け「光コネクタ端面自動判定機FBP−NS−Pシリーズ」を販売
現場向け「光コネクタ端面自動判定機FBP−NS−Pシリーズ」の販売を開始
専用判定ソフトとタッチパネル端末で、国際規格の検査を従来の1/4以下の稼動で実現
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT−AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:花澤 隆)は、光ネットワークの新設や保守の現場で、簡単に光コネクタ端面の検査が行える「光コネクタ端面自動判定機FBP−NS−Pシリーズ」の販売を、2010年12月22日(水)より開始します。
本商品は、首から提げられるストラップ付きのタッチパネル端末と専用判定ソフトを含めた光コネクタ端面検査機です。現場に持っていくだけで、検査経験の多少に関わらず、国際規格(*1)に沿った一定の品質での検査が可能です。タッチパネル操作一つで自動的に合否判定、測定結果レポートの作成、保存ができます。従来の検査機を使用した場合と比較し、作業時間を約1/4〜1/5に短縮できます。
近年のFTTH利用者の増加に伴い、大容量データをやりとりする光ネットワークサービスの提供も急激に増えてきています。このような高い信頼性を求められる光ネットワークでは、品質低下や設備の損傷などの不具合を抑えることが、大きな課題となっています。
今回、NTT−ATが販売を開始する「光コネクタ端面自動判定機FBP−NS−Pシリーズ」は、光コネクタの接続工事や保守作業の現場で、不具合の原因となる光コネクタ端面の汚れなどを、国際規格に則って簡単に検査することができます。光ネットワークの不具合発生を未然に防ぎ、信頼性のより高い光サービスをお客様に提供できるようにするための商品です。
<「光コネクタ端面自動判定機」の特長>
光コネクタの接続では、コネクタ端面に付着したマイクロメータ(1000分の1mm)程度のゴミや汚れで品質の低下を引き起こします。これまでの装置は、この微小な汚れを拡大して見るだけのものでした。
これに対して、本製品は以下の特長を有しています。
1.担当者の主観によらない国際規格に則った検査
専用判定ソフトウェア「Quickview」を搭載し、取り込こんだ光コネクタの端面の画像をその場で解析し、国際規格に則して光コネクタ端面の合否を自動的に判定できます。検査経験が少ない現場担当者であっても、一定の品質で光コネクタ端面の検査を行なうことができます。
2.現場での事前準備を短縮、作業性が向上
タッチパネル端末と日本語に対応した専用判定ソフトウェア「Quickview」、端面検査プローブ(JDSU社製)といった端面検査に必要な一式がバッグに収納され、このバッグ一つを現場に持っていくだけで簡単に光コネクタの端面検査が実施できます。また、付属のストラップにより、タッチパネル端末を首から提げることによって、ハンズフリーで作業を行うことができます。
3.検査にかかる稼働(時間)が従来の約1/4〜1/5
分かりやすいユーザインターフェースで操作が簡単です。測定結果のレポートも自動的に作成、保存します。また、小型のバッグに収めてご提供しますので、これ一つを持ち込むだけで、検査時間を従来の検査機を使用した場合の約1/4〜1/5に短縮できます。
図 稼働時間の比較
※添付の関連資料を参照
4.多種多様な光コネクタやレセプタクル観察用の豊富なアタッチメント
現場担当者が扱いやすいよう改良した10種類のアタッチメントを標準とし、多様な用途に合わせて100種類以上のアタッチメントをオプションとしてご用意しております。
今後ますます通信ネットワークの主役となる光ネットワークを高品質で提供し続けることは重要となってきます。「光コネクタ端面自動判定機FBP−NS−Pシリーズ」は、光ネットワークを利用する通信システム、サービスの信頼性向上、品質の維持向上に役立つ商品です。
NTT−ATでは、これからも光接続工事の現場でお役に立つ商品を提供し、信頼性の高い光ネットワークの実現に貢献します。
*1:国際規格IEC61300−3−35(IEC:国際電気標準会議)
<「光コネクタ端面自動判定機FBP−NS−P01」の構成品>
●タッチパネル端末およびタッチパネルケース
●端面検査プローブ(JDSU社製)
●各種アタッチメント
●専用判定ソフトウェア「Quikcview」日本語版
●キャリングケース
●取扱説明書(英文、和文)
<価格>
FBP−NS−P01:628,950円(税抜:599,000円)
FBP−NS−P02:374,850円(税抜:357,000円)
詳細については、お問い合わせください。
※参考資料は関連資料を参照