Article Detail
日立建機、オフロード法2011年基準対応のホイールローダ「ZW−5シリーズ」6機種を発売
−排出ガス規制のオフロード法2011年基準対応−
日立建機、ホイールローダ ZW−5シリーズ6機種を発売
日立建機株式会社(社長:辻本 雄一)は、新型ホイールローダZW−5シリーズとして、ZW220−5B(標準バケット容量3.4m3、運転質量17.3t)、ZW250−5B(同3.7m3、同19.7t)、ZW310−5B(同4.2m3、同23.8t)、ZW330−5B(同4.6m3、同25.4t)、ZW370−5B(同5.6m3、同32.9t)、ZW550−5B(同6.1m3、同46.2t)の6機種を4月1日から順次発売します。(ZW370−5B、ZW550−5Bは6月1日から発売。)
本機は、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合したホイールローダで、当社と株式会社KCMとの共同開発により両社の技術を結集させたニューモデルです。現行モデルの良さを踏襲しながら、経済性、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められるあらゆる点を改良し、ユーザーニーズに応えています。
販売目標は、国内向けに6機種合計で年間150台を見込んでいます。
<主な特長>
1.燃料消費量を10〜20%低減
・ZW−5シリーズには、機械の動きを瞬時に判断し、エンジン回転数を制御する「アクティブエンジンコントロールシステム」を採用しました。これにより、作業中の無駄なアクセルの踏みすぎを補正し、燃料消費量低減を実現しています。
・ZW220−5B、ZW250−5B、ZW310−5B、ZW330−5Bは、アクティブエンジンコントロールシステムの採用により、従来機比約10%(※1)の燃費低減を実現しました。
・ZW370−5B、ZW550−5Bは、アクティブエンジンコントロールシステムの他、ロックアップトルクコンバータ、可変容量ポンプなど、最新の技術を採用したことで、従来機比約20%(※1)の燃費低減を実現しました。
2.時代にマッチした環境性能
・排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage IIIB)、北米(Interim Tier 4)に対応しています。
・排出ガスの後処理装置にはPM(粒子状物質)を捕集し燃やすマフラーフィルタを搭載しています。
・最適な燃焼を促す可変式ターボチャージャーを搭載しています。
3.快適な運転空間
・車体の揺れによる荷こぼれ抑制、オペレータの疲労低減のため、以下の機構を標準装備しました。
−ライドコントロールシステム −リフトアームソフトストップ制御
−新型クラッチカットオフ制御 −エアサスペンションシート
・各種車両状態を表示する7インチのカラーマルチモニタをセンタパネルに内蔵しました。
4.楽なメンテナンスを実現
・ラジエータ清掃の手間を軽減する自動逆転油圧駆動ファンを標準装備しました。
・マルチモニタに、次回オイル/フィルタ交換までの時間を表示します。
・“グローバルe−サービス”対応通信端末を標準装備しました。
5.さらに進化した安全機構
・後方監視カメラを標準装備。バック連動、常時表示など切り替えが可能です。
6.安心保証・メンテナンスサービス
・新たに開始する、特定特殊自動車排出ガス2011年基準適合車向けの新車保証プログラムです。従来の保証に加え、無償で安心保証とメンテナンスサービス(※2)が受けられます。
[1]安心保証
エンジン(付属機器含む)、トランスミッション、アクスルなどの主要コンポーネントを3年間または5,000時間のいずれか先に達するまで、無償で延長保証します。
[2]メンテナンスサービス
エンジンオイル・エンジンオイルフィルタ交換と燃料フィルタ交換は2,000時間(※3)まで、またマフラーフィルタ清掃は4,500時間時に1回を、無償にてメンテナンスします。
※1 ZW330−5B、ZW370−5B、ZW550−5Bは、従来機である欧州販売モデル(ZW330、ZW370、ZW550)との比較値。
※2 メンテナンスサービスは、レンタル会社様への販売時には付帯されません。
※3 交換インターバルは取扱説明書に準じます。
<主な仕様>
※添付の関連資料を参照
以上
※製品画像は、添付の関連資料を参照